アニメ版ヒック役のジェイ・バルチェルが実写版俳優たちへアドバイス
2025年6月13日(金)に全米公開される実写版『ヒックとドラゴン』の出演者たちに、アニメ版『ヒックとドラゴン』(2010)で主人公のヒック役を務めたジェイ・バルチェルがアドバイスを送ったこと米Screen Rantが報じた。実写版『ヒックとドラゴン』ではヒックの父親役のストイックをアニメ版『ヒックとドラゴン』でも同役の声優を務めたジェラルド・バトラーが続投することが明らかになっている。
しかし、ヒック役などヴァイキング見習いはティーエイジャーであるため、アニメ版のヴァイキング見習い役の声優が実写版のヴァイキング見習い役を務めることは難しいとされた。アニメ版「ヒックとドラゴン」三部作でヒック役を務めいたジェイ・バルチェルは自身の出演する映画『ヒューメイン(原題:Humane)』(2024)に関するインタビューで、ヴァイキング見習いを演じる俳優たちへ温かいメッセージを送った。
私は、子供たちに良い冒険が待っていることを望んでいるのを知っています。そして、トゥースに乗る人は、ただドラゴンに敬意を持ってください。そうすればドラゴンもあなたを尊重してくれるでしょう。そして、ただ楽しんでください。なぜなら、人々が注目する何かの一部になれるのは毎日ではないからです。世界中を旅し、一生を共にすることになるでしょう。それはかなり奥深くて特別なことなので、とにかく楽しんでください。
実写版『ヒックとドラゴン』のキャスト情報を振り返り
ヴァイキング見習いの俳優たちがドラゴンと共に新たな旅を始める実写版『ヒックとドラゴン』。その俳優たちは『ヒックとドラゴン』の世界観を体現したキャスティングとなっている。主人公のヒック役はメイソン・テムズ、アスティ役にはニコ・パーカーなど新進気鋭の俳優が起用されている。また、前述の通り、ヒックの父親のストイック役はジェラルド・バトラーがアニメ版『ヒックとドラゴン』から続投する。
ドラゴンオタクのフィッシュにはジュリアン・デニソン、うぬ惚れ屋のスノットにはガブリエル・ハウウェルが起用されている。他にも双子のラフとタフはハリー・トレヴァルドウィンとブロンウィン・ジェームスがキャスティングされた。
また、ヴァイキング見習いの子供たちを見守る大人たちとしてゲップ役にニック・フロスト、フレグマにルース・コッドが選ばれたが、ルース・コッドは膝から下を切断する怪我を経験しており、四肢の欠損が珍しくないヴァイキングを当事者が演じている。詳しくはこちらから。
アニメ版『ヒックとドラゴン』と実写版『ヒックとドラゴン』のバランス感覚
また、アスティ役のニコ・パーカーは実写版『ヒックとドラゴン』は、アニメ版『ヒックとドラゴン』の雰囲気を残しつつ、オリジナリティのある独自解釈のものとなっていると発言している。そのため、『ヒックとドラゴン2』(2014)や『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』(2019)の設定も反映されるかもしれない。
また、実写版『ヒックとドラゴン』はVFXだけではなく、北アイルランドのベルファストに建設されたそうだ。ジュリアン・デニソンはその大規模なドラゴン訓練所のセットについて、米Colliderのインタビューに答えている。
あと2ヶ月ほどで完成です。5月に完成すると思います。かなり長いことやっていますから、うまくいくように時間をかけているんです。だからエキサイティングですよ。実用的なセットが多いですから、ブルースクリーンの前に立っているのとは違うんです。大きな建物の中にいるんです。ドラゴン訓練所は彼らが作ったんです。彼らはきちんと仕事をしてくれました。
アニメ版『ヒックとドラゴン』の声優からも温かなアドバイスが贈られた実写版『ヒックとドラゴン』。撮影は5月頃に終わるとのことで、今後も目が離せない。
実写版『ヒックとドラゴン』は2025年6月13日(金)より全米公開。
「ヒックとドラゴン」三部作はBlu-rayが発売中。
Source
Screen Rant/Collider
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