月面着陸に関する噂を映画化! 『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』
1969年7月20日(日)20時17分、世界は大きな一歩を踏み出した。アポロ11号が月面に着陸し、ニール・アームストロング船長は「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」と発言した。しかし、月面着陸には奇妙な噂が付いて回っている。それは「月面着陸は噓だった」というものだ。その噂を映画化したのが、2024年7月19日に全国公開される『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』だ。
米ソ宇宙開発競争が過熱する1969年。NASAは月面着陸が出来ずに焦っていた。膨れ上がる予算に、月へと興味を失う国民たち。状況を打破すべくPRマーケティングのプロであるケリーは月面着陸のフェイク映像を撮影することになる。それに対してNASAの発射責任者で、アームストロング船長たちの成功を信じる生真面目なコールは大反対。世界を巻き込んだ真実と虚構の対決が今始まる。
月を巡る豪華なキャストたち
PRマーケティングのプロフェッショナルで、世界全体に偽のイメージ戦略を打ち出していくケリーを演じるのはスカーレット・ヨハンソンだ。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のブラックウィドウ役で有名なスカーレット・ヨハンソンだが、「ジュラシック・パーク」シリーズ最新作の出演交渉がなされ、2024年にはアニメ映画『トランスフォーマーワン』でエリータ1を演じるなど、幅広く活躍する俳優だ。
アームストロング船長の成功を信じて、ケリーと対立するコール役にはチャニング・テイタムがキャスティングされた。チャニング・テイタムと『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』の監督のグレッグ・バーランティは『フリー・ガイ』(2021)で俳優とプロデューサーとしてタッグを組んでいる。『フリー・ガイ』でも発揮されたコメディのセンスに期待が高まる。
ケリーを雇うニクソン大統領の部下のモーはウディ・ハレルソンが演じる。『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021)でカーネイジの宿主であるクレタス・キャサディを演じたことでも有名なウディ・ハレルソンだが、「ゾンビランド」シリーズなどのコメディな役回りでも知られている。
スカーレット・ヨハンソンとチャニング・テイタムの対決と、それを引き起こすウディ・ハレルソンの演技に期待が高まる。近年のハリウッド映画では珍しくなってきた完全オリジナル脚本にも注目だ。
『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』は2024年7月19日(金)より全国公開。
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