映画『ヴェノム』にエミネムが楽曲提供
エミネムがTwitterで公開
ラッパーのエミネムが、自身のTwitterにて、今秋公開が予定されている映画『ヴェノム』をモチーフにした楽曲を公開した。この曲は、正式に『ヴェノム』のサウンドトラックとして提供される。
.@VenomMovie pic.twitter.com/TBPdhaf2WR
— Marshall Mathers (@Eminem) 2018年8月30日
公開された15秒の映像では、VENOMのロゴの“E”の文字が、エミネムのロゴである“∃”に置き換えられている。動画は、「ヴェノム!ノック、ノック、悪魔を中に入れてやれ!」とスピットされたところで、エミネムの叫び声と共に幕を閉じる。一体どんな曲に仕上がっているのか、フルバージョンの公開に期待を抱かせていたが、なんとその数時間後には新アルバムのサプライズリリースを発表! アルバムの最後に、しっかり「VENOM」というタイトルの曲が収録されている。
Tried not 2 overthink this 1… enjoy. 🖕#KAMIKAZE Out Now – https://t.co/ANw73KbwMt pic.twitter.com/qfQoTYBTUy
— Marshall Mathers (@Eminem) 2018年8月31日
そして、後日公開されたMVがこちらだ。
必然とも言えるエミネムと『ヴェノム』のコラボレーション
エミネムのキャラクターを考えれば、『ヴェノム』とのコラボレーションは必然であったとも言える。エミネムはデビュー以来、“スリム・シェイディ”という別人格が彼を乗っ取ってラップしているという設定で人気を博してきた。2006年のラッパー引退時には、娘との平穏な暮らしを求めてスリム・シェイディを抹殺するも、2009年にはスリム・シェイディが悪魔のように地獄から舞い戻り、ラッパーとして復活を果たした。自分の中の“狂気”と闘う設定や、「悪魔を中に入れてやれ!」というフレーズは、エミネムファンにも懐かしい感覚を呼び覚ましたのではないだろうか。
エミネムはアメコミ好き!
実は、エミネムはアメコミ好きとしても知られている。これまでに、スーパーマンをモチーフとした「Superman」(2003)という曲を発表している他、「Without Me」(2002)のミュージックビデオでは、「バットマン」シリーズのロビンに扮している。MV自体もアメコミ風の仕上がりとなっている。
50セントのアルバムでは、「バットマン&ロビン」をもじった「Gatman and Robbin’」(2005)という曲に参加。テレビシリーズ『バットマン』(1966-1968)のイントロをサンプリングした低音のループに合わせて、ひたすらフローするという高度なスキルを披露している。YouTubeで10億回再生を記録した「Not Afraid」(2010)では、スーパーマンのように空を飛ぶエミネムの姿も話題となった。アメコミ好きのエミネム本人にとっても、今回の『ヴェノム』とのコラボは、願ってもない機会となったのではないだろうか。
ヴェノムの誕生秘話を描く
映画『ヴェノム』は、「スパイダーマン」シリーズのヴィラン(悪役)であるヴェノムを主人公としており、ソニー・マーベル・ユニバース (SMUC)の第一作目として公開される。トム・ハーディ主演、ルーベン・フライシャー監督で製作され、ヴェノムの誕生秘話が描かれる。
世界を変えるのは<最悪>だけだ。
最も残虐な悪 ヴェノム
最新映像解禁‼
『#ヴェノム 』11月2日(金)日本公開pic.twitter.com/t6YNplQ2dl
— 映画『ヴェノム』公式 (@VenomMovieJP) 2018年7月31日
エミネムという心強い味方を手に入れた『ヴェノム』が、どのような進化を見せてくれるのか、日本での公開を楽しみに待とう。
映画『ヴェノム』は、Blu-rayとサントラが発売中。
Source
Eminem Twitter