ネタバレ解説『デューン 砂の惑星 PART2』ラストの意味は? 続編はある? 今起きている議論とは 感想&考察 | VG+ (バゴプラ)

ネタバレ解説『デューン 砂の惑星 PART2』ラストの意味は? 続編はある? 今起きている議論とは 感想&考察

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『デューン 砂の惑星 PART2』公開

2021年に公開された映画『DUNE/デューン砂の惑星』の続編となる映画『デューン 砂の惑星 PART2』が、米国での公開から2週間遅れで日本でも2024年3月15日(金) より全国の劇場で公開を開始した。SF作家のフランク・ハーバートが1965年に第1作目を刊行したSF大作「デューン」シリーズを、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が最新の映像技術と共に映像化。不評に終わった第1作目から一転し、『デューン 砂の惑星 PART2』は米国でも高い評価を受けている。

『デューン 砂の惑星 PART2』では、ポール・アトレイデス役のティモシー・シャラメ、チャニ役のゼンデイヤ、レディ・ジェシカ役のレベッカ・ファーガソンらが前作から続投。俳優陣の演技も高い評価を受けている一方で、その内容をめぐって議論も起きている。

今回は、映画『デューン 砂の惑星 PART2』のラストについて、ネタバレありで解説および考察をしていく。その後、米国で起きている議論についても紹介し、筆者の感想も記していこう。以下の内容は『デューン 砂の惑星 PART2』の結末に関する重大なネタバレを含むため、必ず劇場で本編を鑑賞してから読んでいただきたい。

ネタバレ注意
以下の内容は、映画『デューン 砂の惑星 PART2』の結末に関する重大なネタバレを含みます。

映画『デューン 砂の惑星 PART2』ラスト ネタバレ解説

ポール・ムアディブ・ウスールへ

2時間46分という大作映画に仕上がっていた『デューン 砂の惑星 PART2』だが、その流れは大きく4つに分けることができる。それは、①主人公ポール・アトレイデスのフレメンへの順応、②新たな敵フェイド=ラウサ・ハルコネンの登場、③ポールのリサーン・アル=ガイブとしての覚醒、④皇帝&フェイド=ラウサとの決闘というものだ。

前作『DUNE/デューン 砂の惑星』で破壊されたアトレイデス家の生き残りであるポールと母レディ・ジェシカは、『デューン 砂の惑星 PART2』では惑星アラキスの原住民であるフレメンに受け入れられていく。ポールはアラキスの言葉で「礎」を意味する「ウスール」をフレメンの名前として、砂漠ネズミの名である「ムアディブ」を戦士名として授かり、ポール・ムアディブ・ウスールとしてフレメンの民のために戦うことになる。

一方のジェシカは「命の水」を飲んでフレメンの教母となり、胎内の娘=ポールの妹との会話と過去を見ることが可能になる。そして、ジェシカの狙いは救世主伝説を信じる原理主義者たちのいる南部で「命の水」を手に入れ、ポールにも飲ませてその力を覚醒させることだった。一方のポールは、ジェシカとに自分が行くことで、多くの人々が飢え、さらに愛したチャニを失う未来を視ていた。

前作で明かされた通り、ジェシカは女性だけの結社ベネ・ゲセリットの一員だったが、教母からの指示に背いてアトレイデス家の後継者と救世主になる男子を産んだ。そしてジェシカはベネ・ゲセリットだけが解毒できる「命の水」を、自らがベネ・ゲセリットの教えを授けたポールなら解毒できると信じていた。

新たにアラキスを統治することになったフェイド=ラウサがフレメンの居住地と聖地であるタブールを破壊。フレメンの指導者たちが南部に集まることになってもムアディブことポールはこれを拒否する。しかし、未来を知るには過去を知る必要があるという声を聞き、ポールは南へ向かうことを決心している。

妹と祖父

砂虫から取られた命の水を飲んだポールは、母ジェシカと同じように妹の声を聞き、未来だけでなく過去が見えるようになる。この時、ポールは水に覆われる未来のアラキスを見ている。また、大人になったポールの妹も姿を現しているが、このアリア・アトレイデスを演じたのはアニャ・テイラー=ジョイだ。

アニャ・テイラー=ジョイは、映画『ニュー・ミュータント』(2020) で主演を務め、Netflixドラマ『クイーンズ・ギャンビット』(2021) ではゴールデン・グローブ賞リミテッドシリーズ・テレビ映画部門で女優賞を受賞した。2024年公開予定の映画『マッドマックス:フュリオサ』では主人公フュリオサを演じる。「デューン」第3作目以降での登場も間違いないだろう。

そして、ポールは過去を見ることができるようになったことで、母ジェシカが宿敵ウラディミール・ハルコンネンの娘だったことを知る。これはつまり、ポールがウラディミールの孫だったということを意味する。ラッバーンもフェイド=ラウサも共にウラディミールの甥だったが、自身の直系の血筋はジェシカとポールにあったのだ。ジェシカは自身も命の水を飲んでその事実を知ったと話している。

ポールとジェシカがハルコンネン家の一部だという事実は、この場面以外でも記されている。ポールとジェシカは前作の冒頭から手の合図で会話することができていたが、ハルコンネン家もこれを使っていた。また、ジェシカはハルコンネン家と通じていたウェリントン・ユエ医師にも手の合図で「このことは内密に」と語りかけていた。

隠されていた武器

「男には耐えられない」と言われる「命の水」の毒を、チャニの涙と共に解毒したポールは、けれどチャニの思いとは裏腹にリサーン・アル=ガイブとしての運命を受け入れるのだった。ポールは前作『DUNE/デューン 砂の惑星』で父から受け継いだ指輪を用いて、皇帝に自分が生きているというメッセージを送り、皇帝とハルコンネン家を呼び寄せる。最終決戦だ。

砂漠の英雄と化したポールはウラディミール・ハルコンネンに自分が孫であることを告げてトドメを刺すと、皇帝たちを捕虜にとる。一方で前作の戦いを生き延びていたガーニイがラッバーン・ハルコネンを殺すことで、ポールの父でガーニイが仕えていたレト・アトレイデス公爵の復讐を果たしたのだった。

ポールは新たな皇帝に即位することを宣言するが、大領家の連合はこれを拒否。大領家というのはアトレイデス家やハルコンネン家のように皇帝の下で各惑星を統治している家々のことだ。ウラディミール・ハルコンネンもまた、皇帝がアトレイデス家殲滅のために親衛隊を送り込んだこと、ハルコンネン家も皇帝から攻撃されたことを主張して皇帝の失脚を狙っていたが、ポールの場合はもう一つの武器があった。

それは核爆弾である。ガーニイはアトレイデス家が持っていた核爆弾の在処をポールに教えており、それを抑止力として大領家を牽制したのだ。ポールは核爆弾を攻撃の手段として使うのではなく、核でアラキスのスパイス畑を焼くと脅しをかけた。「デューン」の世界では、スパイスは恒星間の移動も可能にする資源であり、それがなくなってしまっては大領家も困るのだ。

フェイド=ラウサとの決闘

ポールは皇帝の娘である皇女イルーランとの政略結婚を宣言。直前に「生きている限り愛する」と言われていたチャニの表情を見るのが辛い。MCU「スパイダーマン」のMJといい、ゼンデイヤが演じる役は不憫である……。ポールはフレメンの掟に従い皇帝に決闘を申し込むと、ハルコンネンの生き残りであるフェイド=ラウサが代理人として名乗りをあげる。デイヴィッド・リンチ版『デューン/砂の惑星』(1984) でも印象的だった、息を呑むポールとフェイド=ラウサの決闘だ。

前作『DUNE/デューン 砂の惑星』と韻を踏むように、『デューン 砂の惑星 PART2』のラストは一対一の決闘だった。ポールは腹部を刺され、フェイド=ラウサの刃が目前まで迫るも、自らの腹部に刺さったナイフを抜いてフェイド=ラウサの胸を突き刺し勝負あり。ポールが新たな敵フェイド=ラウサを葬ったのだった。

これでポールを除いてハルコンネン家の血筋は途絶えたかのように思われたが、『デューン 砂の惑星 PART2』のの中盤では、レア・セドゥ演じるレディ・マーゴット・フェンリングとフェイド=ラウサが関係を持ち、マーゴットはフェイド=ラウサの子を宿している。マーゴット・フェンリングはベネ・ゲセリットのメンバーであるため、子どもは女児を選んだと教母に話していた。

ちなみに、マーゴット・フェンリングとフェイド=ラウサの娘は原作小説にも登場する。ちょうどポールの妹/ジェシカの娘と同じ時期に誕生することになり、ハルコンネン家の血統はジェシカとマーゴットという二人のベネ・ゲセリットによって続いていくことになる。

ポールとチャニのラスト

皇帝の側にいた教母は、ジェシカに「つく側を間違えたな」と語りかけるが、ジェシカは「勝ち負けもないノーサイド」であると返答する。この時点で、ジェシカの方がベネ・ゲセリットのより大きな目的に眼差しを向けているように思える。

そして、皇女イルーランは、皇帝である父の命と引き換えにポールと結婚することを申し出る。スパイスを掌握した皇帝ポール・ムアディブ・アトレイデスの誕生だ。大領家との戦争が始まりが示唆され、フレメンの人々がポールを「リサーン・アル=ガイブ」と称える中、ポールにありのままでいて欲しいと思っていたチャニは、一人部屋を出て砂漠へ出て行くのだった。

チャニがサンドワームを呼び出して操縦しようと険しい表情を見せるシーンで『デューン 砂の惑星 PART2』は幕を閉じる。印象的なラストであり、主人公ポールの“闇堕ち”を感じさせる演出だ。『デューン 砂の惑星 PART2』は、映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980) を思わせる傑作だと評価されているが、むしろ『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005) を思わせる後味の悪さもある。

ポールに憧れを抱ける人はこれを英雄譚と考えるだろうし、ポールの姿に引いてしまう人はチャニに感情移入して悲劇の物語と見ることになりそう。そもそも「デューン」自体はポールを救世主として描くための物語ではなく、大義のために大事なものを手放していくポールは長大なSF大河のいち要素にすぎない。

同時に、「デューン」は約60年前の原作小説を映画化したシリーズであり、設定に古臭さもあるけれど、現実で起きている問題と重なる部分も大きい。ここからは『デューン 砂の惑星 PART2』の感想と英語圏で起きている議論、そして続編について書いていこう。

映画『デューン 砂の惑星 PART2』ネタバレ感想&考察

アップデートを試みた英雄譚

前作の映画『DUNE/デューン 砂の惑星』は、アトレイデス家とハルコンネン家という家父長制に根差した二つの大領家の抗争が続き、なかなか観ているのが辛い部分も多かった。映画『デューン 砂の惑星 PART2』では、今回から本格的にメインキャラクターとなったチャニを中心に、不穏なベネ・ゲセリット以外の女性たちの物語が描かれ始めた。

チャニを演じたゼンデイヤはフェミニストであり、ゼンデイヤが現場で果たした役割も大きかったのではないだろうか。チャニはフレメンを性別に関係なく平等な集団だと語り、“説明”しようとするポールを制して教えを与える。原作通りに進めるとポールは英雄になるしかないのだが、それに乗れないチャニの存在が辛うじて現代の視聴者の拠り所になっているように思える。

一方で、入植者で白人で男性のポールがマイノリティの集団に受け入れられていく中盤までの展開は、やはりマジョリティにとって都合のいいストーリーで、「僕の理想のヒーロー」を延々と見せられている気持ちになる。21世紀のヒーローはマイノリティを支配するのではなく、マイノリティにも受け入れてもらえる存在なのだろう。

けれど砂漠の民のフレメンが主体になることはなく、悪く言えばその“ガス抜き”としてチャニは機能している。『デューン 砂の惑星 PART2』のラストがチャニのアップで終わるのも、ドゥニ・ヴィルヌーヴの苦渋の策だったのではないだろうか。

繰り返しになるが、『デューン 砂の惑星 PART2』が約60年前に発表された原作を映像化した作品であること、原作は単なるポールの英雄譚ではないということには留意したい。ただ、男性中心、植民地主義的なストーリーと現代の人々の価値観の間で無理が生じていることも確かだと言える。

『デューン 砂の惑星 PART2』を巡って起きている議論

もう一つ、『デューン 砂の惑星 PART2』をすっきり楽しめない要因がある。本作は米国で2024年3月1日(金) から劇場公開されているが、若年層の多いTikTokユーザーを中心に『デューン 砂の惑星 PART2』の内容をめぐる議論が起きている。

それは、『デューン 砂の惑星 PART2』の内容が、現実でイスラエルがパレスチナに侵攻している状況に酷似していることから起きているものだ。入植してくるハルコンネン家と皇帝がイスラエル、それに立ち向かうフレメンがパレスチナという構図に重なるのだ。

『デューン 砂の惑星 PART2』では、デイヴ・バウティスタ演じるラッバーン・ハルコンネンがフレメンの民を「皆殺しにしろ(Kill them all)」と叫ぶシーンがある。映画『オッペンハイマー』(2023) の製作総指揮ジェームズ・ウッズがパレスチナの人々に対し「#皆殺しにしろ(#KillThemAll)」とXに投稿し、強い批判を受けたことは記憶に新しい。

もちろん原作は59年前の作品だし、『デューン 砂の惑星 PART2』はどちらかというとそこに住んでいた先住民が入植者に勝利するという物語になっている。最大の問題は、英雄となるポールを演じたティモシー・シャラメが2023年11月に『サタデー・ナイト・ライブ』(1975-) に出演した際に、コントでパレスチナの状況をジョークにして強い批判を受けていることだ。

ティモシー・シャラメはこのコントの役で、自身のバンドの名前を「ハマス」と答えるジョークを述べ、子どもも含む大勢の人々が殺されている状況下での軽率なセリフが強い批判を受けた。その後、ハリウッドではパレスチナでの即時停戦を求める動きが広がっているが、ティモシー・シャラメはこの件に関してコメントを発していない。

一方、『デューン 砂の惑星 PART2』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は過去に映画『灼熱の魂』(2010) でパレスチナの歴史をモチーフにしている。また、チャニ役のゼンデイヤはシャラメが批判されたのと同じ2023年11月にガザの子ども達への緊急寄付を呼びかけるPCRF (Palestine Children’s Relief Fund) の投稿を自身のInstagramのストーリーズでシェアしている。『デューン 砂の惑星 PART2』がパレスチナ側の視点での演出を徹底している背景には、そうした面々の思いが込められているのかもしれない。

だが、原作通りといえど、白人であるポール・アトレイデスが英雄の座につくのは、アメリカによる介入で事態が収束したという内容と捉えることもできる。そのポールが核の脅威を利用してフレメンを救うのも微妙な気持ちにさせられる。チャニのラストの表情は、今この世界情勢で、そしてティモシー・シャラメの言動を受けて『デューン 砂の惑星 PART2』を観る観客のモヤモヤと重なるところがある。

続編はある?

上記を踏まえて、『デューン 砂の惑星 PART2』の続編について考察したい。原作小説で言うと『デューン 砂漠の救世主』(1969) が『デューン3』のベースになることが考えられる。舞台は12年後で、皇帝ポール・アトレイデスが様々な勢力から狙われるという内容になる。

第1作目の公開時点でドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は、第3作目の内容は『デューン 砂漠の救世主』をベースにしたいと語っていた。小説第1作目の前半を『DUNE/デューン 砂の惑星』、後半を『デューン 砂の惑星 PART2』で、小説第2作目の内容を映画第3作目で、というのが同監督の目標だったのだ。

『デューン 砂の惑星 PART2』の日本公開時点で、第3作目の製作に関する公式な発表はない。だが、音楽を手がけたハンス・ジマーは、2024年2月29日に公開された米Varietyのインタビューで、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が無言で『デューン 砂漠の救世主』の本を自分の机に置いていったことを明かしている。スタジオからのGOは出ていないが、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の中では『デューン 砂の惑星 PART2』の続編となる第3作目を作ることは決めているのだろう。

続編では、チャニや皇女イルーランに加えて、ポールの妹とフェイド=ラウサの娘に焦点が当てられる可能性もある。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督はポールの救世主伝説から世界を広げていくことができるのか、続報に期待しよう。

見事な存在感を見せたオースティン・バトラー演じるフェイド=ラウサについてのネタバレ解説はこちらの記事にまとめている。

ゼンデイヤ演じるチャニのラストについての考察とゼンデイヤらが語った人物像はこちらの記事で。

映画『デューン 砂の惑星 PART2』2024年3月15日(金) より全国の劇場で公開。

『デューン 砂の惑星 PART2』公式サイト

フランク・ハーバートによる『デューン』の原作小説は酒井昭伸による新訳版が発売中。

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原作続編『デューン 砂漠の救世主』も酒井昭伸による新訳版が発売中。

ハンス・ジマーが手がけた『デューン 砂の惑星 PART2』オリジナルサウンドトラックは配信中。

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前作『DUNE/デューン 砂の惑星』は4K ULTRA HD&ブルーレイセットが発売中。

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ベネ・ゲセリットを描くドラマ『デューン:シスターフッド』についての情報はこちらから。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は3作目の構想についても語っている。詳細はこちらの記事で。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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