SF俳優としてのアンソニー・マッキー
今を時めくSF俳優の一人といえば、アンソニー・マッキーだろう。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)など、MCU (マーベル・シネマティック・ユニバース) 作品でのファルコン役や、シーズン2が配信を開始したばかりのNetflixの人気SFドラマ『オルタード・カーボン』での主人公タケシ・コヴァッチ役で知られる。2019年に公開された『ブラック・ミラー』シーズン5では「ストライキング・ヴァイパーズ」に主演。SFキャラを演じる俳優としてもすっかりおなじみの顔となった。
そのアンソニー・マッキーが、米Mashableのインタビューで「SFファンタジー作品のキャラクターと仲間を組むなら誰?」という質問に答えている。用意されたパネルには、「猿の惑星」シリーズのシーザー、「ジュラシック・パーク」シリーズのエリー、『チャッピー』(2015)のチャッピー、『ブラックパンサー』(2018)のナキアとティ・チャラ、『ウエストワールド』(2016-)のドロレス、『エリジウム』(2013)のマックス・ダ・コスタなど、個性的な面々が揃っている。アンソニー・マッキーは一体どのSFキャラを選んだのだろうか。
アンソニー・マッキーが仲間にしたいSFキャラ
アンソニー・マッキーがまず最初に選んだのは、『ザ・ウォーカー』(2010)でデンゼル・ワシントンが演じたイーライ。荒廃した世界で原始的な武器を頼りに旅をする主人公を「イカしてるから」という理由で選んでいる。続いて、「マトリックス」シリーズのトリニティを選び、「弓を持ったギャングスタ」と称して「ハンガー・ゲーム」シリーズのカットニスをチョイス。
『デス・レース』(2008)のジェンセンに加えて、「ヒューゴーと旅に出たいよね」と『バビロンA.D.』(2008) のヒューゴー・トーロップを指名する。そして「お気に入りの作品」と語る『イーオン・フラックス』(2005)から主人公イーオン・フラックスを、最後の一人は『アイ・アム・レジェンド』(2007)の主人公ロバート・ネビルを「ウィル・スミス大好き」という理由でピックアップした。
アンソニー・マッキーが仲間に選んだ7人のSFキャラクターは以下の通り。
1. イーライ (演 デンゼル・ワシントン) 『ザ・ウォーカー』(2010)
2. トリニティー (演 キャリー=アン・モス) 「マトリックス」シリーズ
3. カットニス (演 ジェニファー・ローレンス) 「ハンガー・ゲーム」シリーズ
4. ジェンセン (演 ジェイソン・ステイサム) 『デス・レース』(2008)
5. ヒューゴー・トーロップ (演 ヴィン・ディーゼル) 『バビロンA.D.』(2008)
6. イーオン・フラックス (演 シャーリーズ・セロン) 『イーオン・フラックス』(2005)
7. ロバート・ネビル (演 ウィル・スミス) 『アイ・アム・レジェンド』(2007)
ここにアンソニー・マッキー (ファルコンまたはタケシ・コヴァッチ) が加わるとすれば、とんでもないパーティになりそうだ。いや、個性的すぎて収拾がつかないかも?
今回はSF映画からのチョイスとなったが、「マトリックス」シリーズはアメリカンコミックが原作で、「ハンガー・ゲーム」シリーズはスーザン・コリンズの小説、『バビロンA.D.』はモーリス・G・ダンテックの小説、『イーオン・フラックス』はピーター・チョンのアニメシリーズ、『アイ・アム・レジェンド』はリチャード・マシスンの小説をそれぞれ原作にした作品だ。それぞれのキャラクターの創造主にも敬意を表しつつ、自分ならどのようなパーティを組むか、考えてみると楽しいかもしれない。
なお、2020年8月からはディズニーのストリーミングサービスでアンソニー・マッキー主演のドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』が配信される。同じくアンソニー・マッキー主演の『オルタード・カーボン』シーズン2は、2020年2月27日(木)よりNetflixで独占配信中。
Source
Mashable