日本映画初の快挙も
2024年1月23日（火）に発表されたオスカーこと、第96回アカデミー賞のノミネート候補作品。その並みいる強豪の中に『ゴジラ-1.0』と『君たちはどう生きるか』がノミネートされていたことがわかった。『ゴジラ-1.0』は第96回アカデミー賞視覚効果賞にノミネートされたが、視覚効果賞のノミネートは日本映画初の快挙となる。
また、第96回アカデミー賞長編アニメ賞に『君たちはどう生きるか』がノミネートされたが、もし受賞した場合、スタジオジブリとしては『千と千尋の神隠し』（2003）以来21年ぶりの快挙となる。このように、第96回アカデミー賞のノミネート作品は日本映画としては快挙続きである。視覚効果賞にノミネートされたのは以下の5作品だ。
Congratulations to these nominees for Visual Effects! #Oscars pic.twitter.com/OgmpSIU2Lx
— The Academy (@TheAcademy) January 23, 2024
『ザ・クリエイター/創造者』（20世紀スタジオ）
『ゴジラ-1.0』（東宝）
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』（マーベルスタジオ）
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』（パラマウント・ピクチャーズ）
『ナポレオン』（アップル・オリジナル・フィルム／ソニー・ピクチャーズ）
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』や『哀れなるものたち』、『REBEL MOON: パート1 炎の子』は惜しくも視覚効果賞から落選となった。また、長編アニメ賞にノミネートされたのは以下の5作品だ。
These nominees are an animated bunch. Presenting the Animated Feature film nominees… #Oscars pic.twitter.com/xrccP342Ji
— The Academy (@TheAcademy) January 23, 2024
『君たちはどう生きるか』（スタジオジブリ）
『マイ・エレメント』（ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ／ピクサー・アニメーション・スタジオ）
『ニモーナ』（Netflix）
『ロボット ・ドリームズ』（アルカディア・モーション・ピクチャーズ）
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』（ソニー・ピクチャーズ アニメーション／マーベル・エンターテインメント）
長編アニメ賞には日本映画から『すずめの戸締り』と『かがみの孤城』がノミネート候補に挙がっていたが、惜しくも落選となった。その一方でディズニー100周年記念作品『ウィッシュ』の落選など、第96回アカデミー賞のノミネート作品は波乱の展開も見せている。第96回アカデミー賞は2024年3月11日（月）に受賞作が発表される。第96回アカデミー賞受賞作の発表にも注目していきたい。
第96回アカデミー賞受賞作品は2024年3月11日（月）に発表。
久石譲が手がけた映画『君たちはどう生きるか』のサントラは発売中。
米津玄師の主題歌「地球儀」は160頁の写真集が付いた初回版が発売中。
吉野源三郎の小説『君たちはどう生きるか』は岩波文庫から発売中。
吉野源三郎原作、羽賀翔一イラストの漫画『君たちはどう生きるか』はマガジンハウスから発売中。
山崎貴監督が手がけた『ゴジラ-1.0』の小説版は、2023年11月8日(水)発売で予約受付中。
『ゴジラ-1.0』オリジナル・サウンドトラックのLP盤は2023年12月15日(金)発売で予約受付中。
映画『ゴジラ-1.0』ラストの解説はこちらから。
映画『ザ・クリエイター／創造者』の続編についての情報はこちらから。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』のラストからポストクレジットシーンまでの解説＆考察はこちらの記事で。
『君たちはどう生きるか』のボストン映画批評家協会賞とロサンゼルス映画批評家協会賞のアニメ映画賞受賞についてはこちらから。
『君たちはどう生きるか』と『ゴジラ-1.0』の全米での快進撃についてはこちらから。
