『君たちはどう生きるか』北米で首位発進
スタジオジブリ最新作、宮﨑駿監督の10年ぶりの長編映画となる『君たちはどう生きるか』が2023年12月8日(金) にアメリカとカナダで公開。初週末の興行収入で全米首位を獲得するスタートを切っている。
『君たちはどう生きるか』は米時間12月10日(日) を迎えた時点で興行収入1,280万ドル(約18億5,400万円)超を記録。これは日本での初週末の興行収入16.3億円を優に上回る数字となっている。歴代のジブリ作品としては、『風立ちぬ』(2013) の北米初週末興収520万ドルを上回り、スタジオ史上最高のスタートを切っている。
北米では前週に山崎貴監督の映画『ゴジラ-1.0』が公開されたばかり。公開から4日間で興行収入1,260万ドルを記録し、実写邦画の北米オープニング興収記録を更新。『君たちはどう生きるか』と『ゴジラ-1.0』は両作ともに北米でスタジオ史上最高のスタートを記録しており、週末の劇場は日本映画目当ての親子連れの観客で賑わっている。
『君たちはどう生きるか』公開週末の映画市場は、全体の興行収入が約7,280万ドルと低調な数字ではある。これにはパレスチナが侵攻を受ける中で親イスラエルの姿勢を崩さないディズニー社の最新作『ウィッシュ』(米国では11月22日公開)をボイコットする動きも影響していると見られる。ディズニー作品をボイコットする動きは若い世代を中心にTikTokなどを通して広がりを見せている。
そんな中で、『ゴジラ-1.0』も2週目の週末の興行収入が約830万ドルを記録。『君たちはどう生きるか』と合わせて邦画作品の全米興収は2,110万ドルにのぼり、北米全体の興行収入の3分の1近くを占める快進撃を見せている。日曜日も含めた興行収入はどこまで伸びるのか、そしてクリスマスシーズンの北米市場で両作がどんな動きを見せるのか、目が離せない。
映画『君たちはどう生きるか』は日本でも劇場で公開中。
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Deadline
『君たちはどう生きるか』はアカデミー賞長編アニメ部門のノミネート候補にも選ばれている。詳しくはこちらから。
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