『シン・エヴァ』庵野監督「破とQの間の物語あり得る」 エヴァンゲリオンの今後を米メディアに語る | VG+ (バゴプラ)

『シン・エヴァ』庵野監督「破とQの間の物語あり得る」 エヴァンゲリオンの今後を米メディアに語る

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庵野監督がTIMEに語る

米時間の8月20日、「エヴァンゲリオン」シリーズで知られる庵野秀明監督が米TIMEに登場し、2021年8月13日よりAmazonプライムビデオで配信が始まった『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』と「エヴァンゲリオン」シリーズについて語った。

庵野秀明監督は、25年前に初めて「エヴァンゲリオン」を手掛けた時から「テーマは変わっていませんが、テーマを表現する方法が変わりました」と話し、シンジの成長については「これまで、真司は自分を守ることしかできませんでした。しかし、本作では彼は成長して大人になり、自分に近い人を守ったり助けたりできるようになりました」と語っている。

そして、今後については、TIMEは「たとえ庵野氏が指揮をとらなくても、将来的には更に多くのエヴァンゲリオン(シリーズ)に可能性を開いていても不思議ではない」として、庵野監督の言葉を紹介している。庵野監督は、従来通り「少なくとも、私が関わるストーリーは終わりました」とした上で、以下のように話している。

2作目(『『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』)と3作目(『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』)の間には14年の空白があります。その間に誰かの物語があるかもしれませんね。

「エヴァンゲリオン」が今後フランチャイズとして続いていく可能性を示すと共に、“語られ得る物語”として、『破』と『Q』の間の空白の14年間を提示している。もちろん語られる物語は未来のクリエイターが決めていくことになるだろうが、こうした“正史”における空白を描く余地が残されていると判明したことは重要なニュースである。

「エヴァンゲリオン」シリーズの今後については以上のように語ったが、庵野監督自身の今後については、「(アニメも実写も)どちらも好きです。ただその時その時で一番やりたいことを選んでいます」と語っている。

映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』は2021年3月8日より劇場公開を開始。7月12日には観客動員655万人、興行収入100億円を突破した。同年8月13日からAmazonプライムビデオで独占配信を開始すると、日本では配信初日の視聴者数がAmaoznプライムビデオ歴代1位を記録した。

「庵野秀明のエヴァンゲリオン」は終わったが、庵野監督からも「エヴァンゲリオン」シリーズからもまだまだ目が離せない。

Source
TIME

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」全作の声優まとめはこちらから。

VG+編集部

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