『高い城の男』シーズン3の日本人キャラクターをチェック!
大注目のシーズン3公開!
2018年10月5日、『高い城の男』(2015-) シーズン3の配信が始まり、大きな注目を集めている。シーズン3からは新たに、『Treme』(2010-2013)や『ロー&オーダー』(1990-2010)に携わってきたベテランプロデューサーのエリック・オーバーマイヤーがショーランナーに就任。既にシーズン4の製作も決定している。
新登場の日本人キャラクターは…?
『高い城の男』という作品の特殊性は、多くのアジア系俳優が出演している点にある。VG+では、これまでにシーズン1から登場していた日系キャラクターと、そのキャストについて特集をお送りしてきた。今回は、『高い城の男』シーズン3から新たに登場した日系キャラクターとそのキャストを見てみよう。
沖縄生まれのベテラン女優が参戦
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シーズン3の第二話「厳命」から登場したのは、タミコ・ワタナベ。沖縄で生まれたハワイアンで、田上大臣が「ウチナンチュですか」と微笑みかけた女性だ。次第に田上大臣との親交を深めていく。
タミコ・ワタナベ役で出演しているのは、ベテラン女優のタムリン・トミタ。映画『ベスト・キッド2』(1986)のクミコ役で人気を博したベテラン女優だ。映画『鉄拳』(2010)では風間準を演じており、『高い城の男』で田上大臣を演じるケイリー=ヒロユキ・タガワと共演している。実は、タムリン・トミタ自身、沖縄は嘉手納基地で生まれている。『高い城の男』シーズン3では沖縄出身のタミコ役を演じることになり、作品に更なる多様性をもたらしている。
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— The Man in the High Castle (@HighCastleTV) 2018年10月22日
フレッシュな憲兵隊員を演じたのは…
第一話から印象的な演技を見せたのは、シーズン3から新たに木戸の部下となる中村。ハワイ出身で白人と日本人のハーフであることから、大日本帝国への忠誠を証明するため、木戸大尉から厳しい任務の遂行を突きつけられる。
中村を演じたのは、1980年生まれのアキー・コタベ。2004年にロサンゼルスに活動の場を移し、2005年から『ER緊急救命室』(1994-2009)や『ヒューマンズ』(2015-)など、数多くのドラマ作品に出演している。ミシガン出身のコタベは、幼い頃から世界の各地を転々とする生活を過ごしていた。ロサンゼルスに移る前には日本で一年間働いた経験を持つ。その忠誠心の裏に確かな多様性を孕む中村は、そんなコタベの豊富な経験を十分に活かしたキャラクターといえる。
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SFドラマに引っ張りだこのアノ人も登場
シーズン3から登場したのは、大日本海軍のイノクチ(井口)提督。第二話では、レジスタンスへの弾圧を繰り返す木戸大尉に対して、懲罰ではなく教育を与えるよう指示した他、ジュリアナ釈放のため田上大臣の口利きをするなど、シーズン3では重要な役割を果たす。
このイノクチ提督を演じたのは、近年SFドラマに引っ張りだこの尾崎英二郎。これまでに、『HEROES』(2006-2010)、『エージェント・オブ・シールド』(2013-)、『エクスタント』(2014-)に出演。スピルバーグ作品にもマーベル作品にも登場した尾崎が、遂に『高い城の男』にも登場したのだ。イノクチ提督を演じきった尾崎は、シーズン4への出演も決定。今後の活躍にも期待がかかる。
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新キャストも続々登場している『高い城の男』シーズン3。今回ご紹介した人物の他にも、アジア系のキャラクターは多数登場している。まだシーズン3を未見の方は、ぜひともチェックしておこう。
Source
Akie-Kotabe.com