『エクスパンス -巨獣めざめる-』シーズン6が最終シーズンに
Amazonプライムビデオの人気SFドラマ『エクスパンス -巨獣めざめる-』(2015-) がシーズン6で終了する。Amazonが発表した。2020年12月16日(水)より配信開始を予定しているシーズン5の公開に先駆けてシーズン6の製作が発表されたが、同時にシーズン6が最終シーズンになることも明らかになった。新型コロナウイルス感染症の拡大状況次第ではあるが、予定通りに行けば、『エクスパンス』シーズン6は2021年1月20日より製作を開始するという。アレックス・カマル役を演じたキャス・アンヴァーはセクシャルハラスメント行為で告発されており、シーズン6には登場しない。
『エクスパンス -巨獣めざめる-』は、人類が宇宙に進出した後に、地球や火星といった惑星間の冷戦下に置かれた人類の危機と戦いを描くSFドラマ。ジェイムズ・S・A・コーリイ (ダニエル・エイブラハムとタイ・フランクによる共同ペンネーム) の小説『巨獣めざめる』(2011) が原作で、同作は日本でも中原尚哉による翻訳版がハヤカワ文庫から発売されている。
ドラマ『エクスパンス』は当初、ケーブルテレビ局のSyfyで放送されていたが、シーズン3で打ち切りを発表。ファンによる熱心な継続要請運動 #SaveTheExpanse を展開した結果、シーズン4からはAmazonで配信されることになった。Syfyで3シーズン、Amazonで3シーズンを配信し、満を持してシーズン6で最終シーズンを迎えることになった。
原作者に感謝
ドラマ『エクスパンス』の制作会社アルコンの共同CEOであり、同作の製作総指揮も務めるアンドリュー・コソーヴとブロデリック・ジョンソンは、「この番組に命を吹き込むと決めた時から、最終シーズンまで、私たちは脚本家のビジョンを実現するためにたゆまぬ努力を費やしてきました」とコメント。「ドラマ界において最も多様性に富んだキャスト」に胸を張った。また、原作者であり、ドラマにもプロデューサーとして携わったダニエル・エイブラハムとタイ・フランクへの感謝も述べている。
なお、『エクスパンス -巨獣めざめる-』の製作総指揮を務めたシャロン・ホールは、チャーリー・ジェーン・アンダーズの小説『The City In The Middle Of The Night』の実写ドラマ化を手がけることが発表されている。
ドラマ『エクスパンス -巨獣めざめる-』はシーズン4までがAmazonプライムビデオで配信中。シーズン5は2020年12月16日(水) 配信開始。