MCUドラマ『ムーンナイト』新画像が公開 ケヴィン・ファイギは「容赦ない」と解説 | VG+ (バゴプラ)

MCUドラマ『ムーンナイト』新画像が公開 ケヴィン・ファイギは「容赦ない」と解説

ドラマ『ムーンナイト』新画像公開

2022年3月30日(水)より配信を開始するMCUドラマ最新作『ムーンナイト』より、新画像が公開された。Empire Magazineが独占公開したもので、初めて包帯やフードを取った姿のムーンナイトが写し出されている。

この画像では額の月のマークがはっきり見えるようになっており、1950年代に人気を呼んだ『月光仮面』(1958-1959) を思わせる姿を見せている。

背後の壁には落書きがあり、場所はストリートのようだ。手には武器と思われる棒状のものを持っているが、服装は高級そうな白のスーツを身にまとっている。この全身白のスーツ姿はコミックでも登場するもので、ミスターナイトという別人格の姿だ。ドラマ『ムーンナイト』もこれまでのMCUシリーズ同様、原作コミックを忠実に再現したコスチュームを見ることができそうだ。

なお、Empire Magazin誌の2022年4月号では、ムーンナイトの普段のコスチュームのディテールが分かる表紙が採用されている。こちらは予告映像でも登場している包帯のようなコスチュームにマントフードとマントを着用し、血に塗れた拳と武器が確認できる。

ケヴィン・ファイギとオスカー・アイザックがコメント

また、『ムーンナイト』の新画像を独占公開したEmpire Magazineでは、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギ「彼は容赦ない」とコメントし、以下のように話している。

ディズニーと一緒に仕事をしてきて、私たちができることの境界線がシフトしていくのを見るのは楽しいことです。このシリーズでは、ムーンナイトが他のキャラクターの名前を叫ぶ場面がありますが、そのシーンは騒々しく、残忍です。普通なら「さすがにやめときますよね?」というリアクションになりますが、いいえ、そんなことはしませんよ。引き下がりません。変化があるんです。これは別物です。『ムーンナイト』なんです。

いわゆる“ディズニー基準”すら変えてしまったという『ムーンナイト』。明らかにこれまでのMCUとは違う作品になることが示唆されている。ムーンナイトは複数の人格とスーパーパワーを持つキャラクターで、予告編の映像でも、その力をコントロールに苦悩する姿が示唆されていた。

純粋な“ヒーロー”ではないキャラクターが主人公になる『ムーンナイト』だが、MCUのドラマシリーズとしては、映画に登場していない新キャラが主人公となるシリーズは初となる。そんなムーンナイトことスティーブン・グラントを演じるオスカー・アイザックは、Empire Magazineに以下のように語っている。

リスキーなことですよ。彼はまだ広く知られていないヒーローで、私たちが扱っている題材はこれまでのものと大きく異なります。しかし、本作はドラマなので、映画のように初週末(の興行成績)で成功を収めなければならないというプレッシャーはありません。ですから、よりリスクを負うことができ、大きな規模で実験的なものを届けることができます。

2022年最初のMCUドラマは波乱の幕開けになりそうだ。

ドラマ『ムーンナイト』は2022年3月30日(水)より、Disney+で独占配信開始。

Disney+

Source
Empire Magazine

『ムーンナイト』本予告の解説とあらすじはこちらの記事で。

Disney+ Dayで公開された初映像の解説はこちらから。

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『ホークアイ』最終回第6話のネタバレ解説はこちらから。

『ホークアイ』最終回で残された13の謎はこちらにまとめている。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。 訳書に『デッドプール 30th Anniversary Book』『ホークアイ オフィシャルガイド』『スパイダーマン:スパイダーバース オフィシャルガイド』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース オフィシャルガイド』(KADOKAWA)。正井編『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』の編集担当、編書に『野球SF傑作選 ベストナイン2024』(Kaguya Books)。
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