『マンダロリアン』シーズン3は「グローグーの決断の影響」に注目 新キャラも“たくさん”登場か | VG+ (バゴプラ)

『マンダロリアン』シーズン3は「グローグーの決断の影響」に注目 新キャラも“たくさん”登場か

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『マンダロリアン』シーズン3はどうなる?

Disney+で配信されている人気ドラマ『マンダロリアン』シーズン3の配信が近づいている。「スター・ウォーズ」シリーズとしてはドラマ『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』(2021-2022) の配信を経て、2023年2月の配信が予定されている。

2022年5月から6月にかけて配信されたドラマ『オビ=ワン・ケノービ』は映画『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005) の10年後を舞台にしている。一方、ドラマ『マンダロリアン』シーズン3は、ドラマ『ボバ・フェット』と同じく『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983) の約5年後が舞台。『ボバ・フェット』が意外な展開を見せ、『マンダロリアン』シーズン3ではどのような物語が描かれるのかに注目が集まっている。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』最終話第7話の結末に関するネタバレを含みます。

公式サイトにヒントが

ドラマ『マンダロリアン』シーズン3で注目されているのは、やはり『ボバ・フェット』で再合流したマンドーとグローグーの旅がどのようなものになるのかという点だ。『マンダロリアン』シーズン2でジェダイマスターのルーク・スカイウォーカーに託されたグローグーだったが、『ボバ・フェット』ではルークからトレーニングを受けながらも、ライトセーバーとマンダロリアンのアーマーの二択を迫られてマンドーの元に戻ることを選んだ。

強力なフォースの力を持って生まれたとはいえ、ジェダイになることが幸せになることとは限らない。大切な人と一緒に過ごすことを選んだグローグーの決断は、多くの視聴者を安心させたはずだ。であればこそ、『ボバ・フェット』のラストシーンはマンドーとグローグーにとってはハッピーエンドであり、『マンダロリアン』のシーズン3は不要にすら思える。

「スター・ウォーズ」の公式サイトには、そんな『マンダロリアン』シーズン3のヒントが隠されている。「『ボバ・フェット』第7話「名誉のために」の5つのハイライト」と題された記事の中では、「グローグーの帰還」の項目で以下のように記されている。

ディン・ジャリンから贈られたベスカー製のチェインメイルシャツを身にまとい、彼(グローグー)がマンドーの元に戻ることを選んだことは明らかだ。しかし、グローグーの決断がどのような影響を及ぼすかはまだ分からない。

確かに、『ボバ・フェット』第6話のラストではルークがグローグーに二択を迫る姿が描かれたが、第7話ではグローグーが決断を下すシーンそのものは描かれなかった。グローグーがタトゥイーン にやって来る際にもルークの姿はなく、R2-D2がグローグーの送迎を担当していた。

「スター・ウォーズ」史としては、ルークはこの後ジェダイの学校を作りながらも、ベン・ソロをダークサイドに落としてしまう。グローグーがジェダイではなくマンドーを選んだことが、ルークに影響を与えたのかどうかは不明だが、公式ではグローグーの決断が何らかの影響を生んだ可能性にわざわざ触れられているのである。

「まだ分からない」という箇所は英語で「remain to be seen」とされており、今後それが描かれるということは確かなようだ。そしてその「影響」が描かれる最有力候補は『マンダロリアン』シーズン3だろう。

シーズン3には「たくさんの新顔」

なお、『マンダロリアン』シーズン3は2022年中の配信開始を予定しているが、過去の2シーズンではグリーフ・カルガを演じ、シーズン2第4話の監督を務めたカール・ウェザースが、シーズン3でも監督としてカムバックすることを自身のTwitterで認めている。

また、米Screen Rantでは独Neelixでマンドー役のペドロ・パスカルが「顔馴染みのキャラクターも登場するし、たくさんの新顔も登場する」と語ったと紹介されている。この「顔馴染み」の中には、ルークも含まれているのだろうか。そして、新顔が「たくさん」登場するということは、マンドーとグローグーは新たな旅に出るということだろう。

もっとも、ペドロ・パスカルの発言は「言えることは何もない」と前置きし、秘密厳守を維持しながら捻り出したもの。1日でも早く詳細な続報が出ることを願おう。

ドラマ『マンダロリアン』はシーズン1とシーズン2がDisney+で独占配信中。シーズン3は2023年2月配信予定。

『マンダロリアン』(Disney+)

Source
StarWars.com / Screen Rant

2022年5月25日(水)からは、ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』が配信される。詳細はこちらの記事で。

ドラマ『ボバ・フェット』最終回のネタバレ解説はこちらの記事で。

ドラマ『ボバ・フェット』最終回ラストについてのネタバレ考察はこちらから。

アニメ『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』は、シーズン2の配信が決定している

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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