『ブラック・ミラー』が帰ってくる
Netflixの大人気SFドラマアンソロジーシリーズ『ブラック・ミラー』(2011-)のシーズン6が2023年6月に配信を開始することが発表された。Netflixより『ブラック・ミラー』シーズン6の初の公式映像となるティーザーが2023年4月27日(木)に公開された。
ティーザー映像では、「世界を燃やしたいわけじゃない」と歌う2WEI & Bri Bryantの「I DOn’t Want to Set the World on Fire」(2020)が使用されている。ホラー風味の映像が続き、車のフロントガラスやカメラのレンズの黒い画面(=ブラックミラー)には、『ブラック・ミラー』のシンボルマークも見える。今回も『ブラック・ミラー』らしいエピソードの数々が用意されていることが窺える。
映像からも分かる通り、ドラマ『ブラック・ミラー』シーズン6には、映画『ジョーカー』(2019)のソフィー役で知られるザジー・ビーツや、ドラマ『ウエストワールド』(2016-)のケイレブ役で知られるアーロン・ポールら豪華俳優陣が出演する。ジョシュ・ハートネット、パーパ・エッシードゥ、ケイト・マーラ、ダニー・ラミレス、アンジャナ・ワァサン、そして『エターナルズ』(2021)のサルマ・ハエックらの出演も発表されている。
ドラマ『ブラック・ミラー』は、約1時間ほどの1話完結型のドラマを収録した人気シリーズ。2011年に英Channnel4で放送を開始し、2016年のシーズン3からはNetflixオリジナルシリーズとして配信されている。後味の悪いバッドエンドで終わる確率が高い点が特徴だが、一方で技術の進歩や人の心をテーマに近未来の社会に起こりうる問題に警鐘を鳴らすSFシリーズとしての評価も高い。
エミー賞をはじめとする数々の賞を受賞している他、2018年には、視聴者の選択肢によって物語が変化するインタラクティブ映画として配信された『ブラック・ミラー:バンダースナッチ』がSF最高賞のネビュラ賞でゲームライティング部門を受賞している。
『ブラック・ミラー』のシーズン6はこれまでと同様、チャーリー・ブルッカーとアナベル・ジョーンズが製作を手がける。また、『バンダースナッチ』の直後に配信されたシーズン5は全3話となっていたが、シーズン6ではシーズン3以降の元の形である全6話の構成に戻る。
『ブラック・ミラー』の新シーズンは、実に4年ぶり。これまでシーズン間に2年以上の時間が空いたことはなかった。だが、チャーリー・ブルッカーとアナベル・ジョーンズが自分たちで会社を立ち上げたことと、本作の権利がEndemol社からBanijay社へ移行したことなどが理由で製作が遅れていた。
ついに2023年6月に配信される『ブラック・ミラー』シーズン6。配信日の発表を楽しみに待とう。
ドラマ『ブラック・ミラー』シーズン6は2023年6月よりNetflixで独占配信。
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