ドラマ『イカゲーム』シーズン2へ
2021年11月にシーズン1が配信されると、Netflix史上最大のヒット作となったドラマ『イカゲーム』。韓国を舞台に苛烈な資本主義社会を強烈に風刺した物語が全世界で注目を集めた。2022年6月には、正式にシーズン2の制作が発表され、スピンオフ番組のリアリティショー『イカゲーム:ザ・チャレンジ』の制作も発表された。
『イカゲーム』を手掛けたファン・ドンヒョク監督は、シーズン2と共にシーズン3についてもNetflixと話をしていると発言。シーズン1の成功から次々と拡大していく『イカゲーム』だが、まずきになるのはシーズン2のストーリーについて。主人公ソン・ギフンを演じるイ・ジョンジェは、『イカゲーム』シーズン2の内容について米Los Angeles Timesで話している。
『イカゲーム』シーズン2のストーリーは?
シーズン1に続き、シーズン2でもソン・ギフン役で『イカゲーム』の主演を務めるイ・ジョンジェは、これからギフンがどうなっていくのかという問いにこう答えている。
シーズン2における最大の課題ですね。(シーズン2は)シーズン1の終わりから始まります。(時間が経ったため)私がキャラクターと同じ気持ちで臨めないというのは大きなチャレンジでもあります。
ネタバレにならない程度に話すと、ギフンはシーズン1の最終話で「俺は馬じゃない、誰が私たちにこんなことをしているのか」と言いました。(シーズン2は)その件について、ギフンが私たちは確かに馬ではなく、みんな人間なのだと証明することについての物語になります。そして、私たちは皆、心に人間の本質である善良さを持っているという事実についてもです。
イ・ジョンジェは『イカゲーム』シーズン2について、シーズン1のラストシーンから直接繋がることを踏まえた上で、ギフンの「俺は馬じゃない」というセリフの回収が果たされることを示唆している。人間を人間として扱わない資本主義社会に対し、『イカゲーム』が再び牙を剥くことになりそうだ。
ソン・ギフンは後悔する
なお、イ・ジョンジェはこのインタビューで、ソン・ギフンのシーズン1での変化についてこう語っている。
彼を(他の人々と)区別するものは、彼が後悔するということです。彼は後悔から学ぶんです。視聴者の皆さんには、第1話と第9話の彼を見て、何かを学んだ彼が全く別の人物になったと思ってもらいたかったんです。
人間であるがゆえに、欲もあり、失敗もする。しかし、ソン・ギフンを他の人々と隔てるものは過去の過ちを後悔し、そこから学べる点だとイ・ジョンジェは語っている。
イ・ジョンジェは善良さは人間の本質でもあると語っているが、シーズン2のソン・ギフンは善良な人間でい続けられるのだろうか。そして、ソン・ギフンの“一人勝ち”に終わったシーズン1に対し、シーズン2では他のキャラクター達はソン・ギフンのように後悔し、学ぶことができるのだろうか。
ドラマ『イカゲーム』シーズン2はNetflixで独占配信。
Source
Los Angeles Times
なお、ファン・ドンヒョク監督は、ソン・ギフンが“ダース・ベイダーの試練”にさらされる可能性に言及している。詳しくはこちらの記事で。
ファン・ドンヒョク監督が語った『イカゲーム』シーズン3制作の可能性についてはこちらから。
『イカゲーム』シーズン2の公式発表のニュースはこちらから。