『イカゲーム』シーズン2は主人公に“ダース・ベイダーの試練”か ファン・ドンヒョク監督が語る ※ネタバレ注意 | VG+ (バゴプラ)

『イカゲーム』シーズン2は主人公に“ダース・ベイダーの試練”か ファン・ドンヒョク監督が語る ※ネタバレ注意

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ドラマ『イカゲーム』シーズン2はどうなる?

Netflixで配信され、世界中でヒットを記録している韓国ドラマ『イカゲーム』。デスゲームを通して現代資本主義の矛盾と惨さを映し出しながら、人間性を問い直すストーリーが秀逸だ。もはや社会現象になった『イカゲーム』について、多くの人が気になっているのはシーズン2の展開だろう。

『イカゲーム』を手掛けたファン・ドンヒョク監督は、11月にThe Hollywood Reporterのインタビューで「いつになるかわかりませんが、必ずやります」と、シーズン2の製作を認めている。そのファン・ドンヒョク監督が、今度はシーズン2の内容について、起きうる展開を示唆した。

以下の内容は『イカゲーム』シーズン1の結末に関するネタバレを含むので、本編を観てから読んでいただきたい。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『イカゲーム』の結末に関するネタバレを含みます。

シーズン2を示唆したシーズン1ラスト

11月に『イカゲーム』シーズン2の計画を認めたファン・ドンヒョク監督は、「ギフンは帰ってきます」と、シーズン1の主人公だったソン・ギフンがシーズン2にも登場することを約束していた。問題は、ソン・ギフンがどのような道を歩むのかということである。

『イカゲーム』シーズン1では、ゲームを現場で仕切るフロントマンの正体が、失踪した兄を探してイカゲームに潜入した警察官ファン・ジュノの兄ファン・イノだったことが明らかになる。ファン・イノは2015年の大会でイカゲームを制しており、優勝者の立場からフロントマン(支配人)へと転身していた。

ゲームの主催者だったオ・イルナムはシーズン1の最終話で病死。しかし、その後もまだゲームが開催されていると知った主人公ソン・ギフンは、アメリカにいる娘に会いにいくのをやめる。ギフンが再びイカゲームの会場へ向かうことを示唆して、シーズン1は終わる。

ソン・ギフンはイカゲームをやめさせるために動き出すと考えられる。だが、かつての優勝者であるファン・イノが運営側に回ってしまっていることから、シーズン2でのギフンの“闇堕ち展開”の可能性が残されてもいる。優勝して大金を手に入れても満たされることはなかったソン・ギフンは、シーズン2でも正義を貫くことができるのだろうか。

監督が語るシーズン2の見解

『イカゲーム』のファン・ドンヒョク監督は、米Entertainment Weeklyの取材に対し、この件についての見解を提示している。

私は公式の場でシーズン2について語る立場にありませんが、もしシーズン2があるとすれば……ギフンはある状況下でその人間性を発揮したり、露見したりしたキャラクターです。言い換えれば、彼の人間性は非常に受動的な形で示されたということです。しかし、シーズン2では、シーズン1で彼がゲームから学んだことと経験がより能動的な形で示されることになるでしょう。

また、フロントマンは、過去の優勝者でありながらフロントマンになった人物で、それはダース・ベイダーのような話です。ジェダイで終わる人もいれば、ダース・ベイダーになってしまう人もいる、そうでしょ? もしかすると、ギフンもまた、あるポイントを超えた時点で試練にさらされるのではないかと思っています。

まず、ファン・ドンヒョク監督は『イカゲーム』シーズン1でソン・ギフンが置かれた状況はやむを得ないシチュエーションであることを指摘。確かに、選択肢が限られている状況で選択を迫られ、善い行いを選ぶことができたというのがシーズン1のソン・ギフンだった。

だが、ギフンはシーズン1のラストで、このまま“勝ち抜け”できるにもかかわらず、イカゲームに戻ることを決めた。積極的に自らの意志で、自らの正義と共にイカゲームに介入していくギフンは、その他大勢と共にデスゲームを戦わされたシーズン1とは立場が違う。シーズン2ではギフンがゲームから学んだことと経験が示されるというのがファン・ドンヒョク監督の見解だが、ギフンはなおも善良な人間でいられるのだろうか。

そして、ファン・ドンヒョク監督は、ギフンと同じくかつての優勝者であるフロントマンの存在を挙げると、その成り立ちを「スター・ウォーズ」シリーズでお馴染みのダース・ベイダーと重ね合わせている。ダース・ベイダーは最高のジェダイの騎士になれる素質を持ったアナキン・スカイウォーカーが、ダークサイドに落ちたことでシスの暗黒卿になった姿だ。

シーズン1の最後で、ソン・ギフンはジェダイになったところだろう。そこから正義のジェダイであり続けられるのか、それとも強大な力を手にしてダークサイドに落ちるのか……。ファン・ドンヒョク監督は、ギフンが「試練にさらされるのではないか」と予測する。シーズン2ではやはり、ソン・ギフンの“変化”に注目だ。

なお、ファン・ドンヒョク監督は自分がフロントマンになるとすれば、「最も恐ろしいフロントマンになるかもしれません」とジョークを飛ばしている。確かに、『イカゲーム』で起こる出来事は監督がコントロールしているのだから、恐ろしいフロントマンになることは間違いないだろう……。

追記:2022年6月13日、『イカゲーム』シーズン2の制作が正式発表された。詳細はこちらから。

ドラマ『イカゲーム』はNetflixで配信中。

『イカゲーム』(Netflix)

2021年12月、ファン・ドンヒョク監督は『イカゲーム』シーズン3制作の可能性に言及した。詳しくはこちらから。

韓国ドラマ『地獄が呼んでいる』のネタバレ解説と原作を元にしたシーズン2予想はこちらから。

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