『ラブ、デス&ロボット』シーズン3の制作が決定
Netflixの人気SFアニメアンソロジーシリーズ『ラブ、デス&ロボット』のシーズン3が2022年に配信されることが分かった。Netflixは、日本時間4月20日(火)にシーズン2の配信日を2021年5月14日(金)と発表。同時に公開した予告映像の最後に「Vol. 3 2022年」と紹介されている。
1話あたり10分ほどの短編アニメーションで構成される『ラブ、デス&ロボット』は、シーズン1では計18話を収録。シーズン3はシーズン2と同じく全8話で構成される予定となっている。
シーズン4の可能性も
『ラブ、デス&ロボット』の製作総指揮を務めるティム・ミラーは米IGNに、既にシーズン3の制作は始まっており、もしNetflixが明日シーズン4のゴーサインを出したとしても、シーズン4を制作するだけの十分な量のストーリーとアイデアがあると語っている。
シーズン2から『ラブ、デス&ロボット』の総監督を務めるジェニファー・ユー・ネルソンは、「より良い物語を、皆さんが求めるものをより多く提供することができます」と付け加える。ミラーは「Netflixが続けさせてくれる限り、私たちは制作をやめません」と、可能な限り『ラブ、デス&ロボット』の制作を続けていくことを表明した。
『ラブ、デス&ロボット』は、短編SF小説を原作にしたアニメ作品を収録しているのが特徴で、シーズン1ではケン・リュウの「良い狩りを」を原作にした「グッド・ハンティング」や、アレステア・レナルズ原作の「ジーマ・ブルー」が収録された。
ケン・リュウの「良い狩りを」(古沢嘉通 訳) は橋本輝幸 編『2010年代海外SF傑作選』で、アレステア・レナルズ「ジーマ・ブルー」(中原尚哉 訳) は同じく橋本輝幸 編『2000年代海外SF傑作選』で読むことができる。
また、『老人と宇宙』で知られるSF作家のジョン・スコルジーは「ロボット・トリオ」をはじめとする三作品の原作を手がけ、『ラブ、デス&ロボット』シーズン2にも自身の作品が収録されていることを明らかにしている。
『ラブ、デス&ロボット』がシーズン2とシーズン3でアニメと小説の双方を盛り上げ、シーズン4の制作が決まることを期待しよう。
『ラブ、デス&ロボット』シーズン2は2021年5月14日(金) 配信開始。シーズン1はNetflixで独占配信中。