ドラマ『ロキ』からワニロキがコミック化
2021年にDisney+で配信され人気を呼んだドラマ『ロキ』シーズン1より、スピンオフのコミックが刊行された。その名も『アリゲーター・ロキ(原題:Aligator Loki)』。ドラマ『ロキ』第5話から登場したワニ姿のロキ、通称“ワニロキ”を主人公に据えたコミックシリーズだ。
マーベルからは表紙に加えて、ワニロキが兄のソーと遊園地で過ごしている様子の画像が公開されている。
ジェーン・フォスター、ヴァルキリーと共にジェットコースターに乗るソーとワニロキ。ソーは喜んでいるが、ワニロキは怖がっているようだ。ソーは地球の別名である「ミッドガルド」と書かれた方向に行きたがり、ワニロキは自身の出身地である氷の国の「ヨトゥンヘイム」と書かれた方向に行きたがっている絵も。また、ソーが嬉しそうに綿飴を貰う一方で、ワニロキがトナカイの肉を物欲しげに見つめている姿も描かれている。ロキがワニになっても、ソーとロキの関係性は変わらないようである。
なお、ドラマ『ロキ』では歩くのが遅いワニロキをキッドロキが抱っこしてあげていたが、今回の画像ではソーが抱っこひもを使って赤ちゃんのようにワニロキを抱えている。
米マーベル公式は、ワニロキのコミックシリーズについて、以下のようにあらすじを公開している。
ソーの人生の中で、彼は一人しか自分の兄弟を知らない。ロキだ。陰険で卑怯で狡猾な人物として知られている。しかし、新たなロキがその座に就こうとしていること。彼は小さくて、可愛くて、そして……ワニ!? でも騙されないで、アリゲーター・ロキは人間のバージョンと同じようにズル賢い。トラブルを起こす準備は万端だ。
コミック『アリゲーター・ロキ』はアプリのMarvel Unlimitedで全12作が配信される。第1巻では「家族の絆」がテーマになり、ワニロキとソーがアスガルドの遊園地で互いのことを理解しようとする話になるという。
コミックのストーリーを手掛けたのは、ネビュラ賞や世界幻想文学大賞を受賞したSFファンタジー作家として知られるアリッサ・ウォン。アートはロバート・クイン、カラーはピート・パンタジスが手掛けている。
MCUからコミックへ
ドラマ『ロキ』にはカエル姿のソー、スロッグ(Throg)がカメオ出演していたが、こちらは原作コミックで登場済みのキャラクターだ。ワニロキはドラマ『ロキ』で初めて登場したキャラクターであり、MCUからコミックへの逆輸入となる。
2021年にシーズン1が配信されたアニメ『ホワット・イフ…?』からもキャプテン・カーターのコミックシリーズ『キャプテン・カーター(原題)』の刊行が米時間2022年3月9日よりスタートした。こちらはデジタル版とともに紙のバージョンが書店でも発売され、全5巻の観光を予定している。
MCUでは、コミックで1999年に初登場のエコーが主人公になるドラマ『エコー(原題)』の製作が進められている。次々とコミックのキャラを実写化しており、コミックの歴史に追いつきそうな勢いを見せているが、MCUからコミックへの流れは今後増えていくのかもしれない。
なお、キャプテン・カーターがコミック化されたアニメ『ホワット・イフ…?』も、ワニロキがコミック化されたドラマ『ロキ』も、共にシーズン2の配信が決定している。実写版での再登場、あわよくばスピンオフドラマにも期待しよう。
ドラマ『ロキ』はDisney+で独占配信中。
Source
Marvel
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クラシック・ロキを演じたリチャード・E・グラントはワニロキとのスピンオフ制作を希望していた。
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