ダークホース最新作『ライトステップ』は、『攻殻機動隊』士郎正宗に影響を受けた作者のデビュー作 | VG+ (バゴプラ)

ダークホース最新作『ライトステップ』は、『攻殻機動隊』士郎正宗に影響を受けた作者のデビュー作

via: Dark Horse Comics © 1986-2018 by Dark Horse Comics Inc. and its respective Licensors.

ダークホース最新作は壮大なスペースオペラ

一大プロジェクトが始動

「ヘルボーイ」、「シン・シティ」などのシリーズで知られるダークホースコミックスより、宇宙を舞台にした最新作が登場する。タイトルは『ライトステップ (原題: Lightstep)』、アメリカ時間の2018年11月21日に発売予定だ。作者でイラストも担当しているミロス・スラブコビッチは、これまでにゲーム業界で活躍していたが、これがコミックデビュー作となる。更に、『ライトステップ』は、Eipix Entertainmentが制作を進めるゲーム『Lightstep Chronicles』と同時進行でプロジェクトが進められる。物語も壮大な規模のスペースオペラとなっており、今後の展開に注目が集まっている。

時空を超えたストーリー

『ライトステップ』は、王家の末裔である主人公・ジャニュアリー・リー (January Lee)が主人公。彼女が住む惑星では、一日が通常の惑星での一生に当たる。彼女が持つ特殊能力は先祖たちの嘘を暴くことになり、ジャニュアリーは外界へと追放されてしまう。ジャニュアリーの冒険は過去の地球をも巻き込む壮大なスケールに。時空と惑星を超えた新たなスペースオペラがここに誕生する。

士郎正宗の影響も

作者のミロス・スラブコビッチは、セルビアのアーティストだ。『Lightstep Chronicles』の公式サイトでは、スラブコビッチは、影響を受けた作家を挙げる中で、「攻殻機動隊」シリーズや『アップルシード』(1985-1989)で知られる士郎正宗の名前も挙げている。『ライトステップ』には、ヨーロッパ的な構成とデザイン、アメリカ風のヒーローアクション、そして日本の漫画から影響を受けたというダイナミックなコマ割りが取り入れられているという。果たしてどのような作品に仕上がっているのか、日本への到着を楽しみに待とう。

ビッグタイトルを生み出してきたダークホース

『ライトステップ』を出版するダークホースコミックスは、マーベル、DCの二大巨頭に次ぐ第三のアメコミ出版社として知られる。これまでに『マスク』(1991)や『シン・シティ』(1991)など、後に映画化されるヒット作を生み出して来た。2019年4月には、同社の作品である『ヘルボーイ』(1994)のリブート映画が公開される予定だ。

『ライトステップ』もダークホースのビッグタイトルの一つとなるのだろうか。今後の動向に注目しよう。

Source
Lightstep Chronicles

VG+編集部

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