『マンダロリアンとチャイルド』が発表
『ダース・ヴェイダーとルーク(4才)』(2012)で知られるジェフリー・ブラウンが、「スター・ウォーズ」シリーズから新たな絵本(カートゥーン)を刊行する。今回その題材になるのは、「スター・ウォーズ」にドラマシリーズという新風をもたらした『マンダロリアン』(2019-)だ。
2022年12月、「スター・ウォーズ」公式は絵本『マンダロリアンとチャイルド(原題:The Mandalorian and Child)』の刊行を発表。ダース・ベイダー(アナキン・スカイウォーカー)と幼いルーク・スカイウォーカーのあり得た親子関係をユーモラスに描いてきたジェフリー・ブラウンが、今回も子育てをテーマにした作品を世に送り出す。
発表によると、『マンダロリアンとチャイルド』では、主人公のマンドーとグローグーの他に、ルーク・スカイウォーカーやIG-11、ペリ・モットー、モフ・ギデオン、ボ=カターン、アーマラーの姿も描かれるという。初公開された『マンダロリアンとチャイルド』のアートでは、スピーダーに乗るマンドーとグローグーの姿が収められている。ヘルメットを被るグローグーがキュートだ。
製作陣が語る
『マンダロリアンとチャイルド』を手掛けるジェフリー・ブラウンは、「スター・ウォーズ」公式にこう話している。
『マンダロリアン』が始まる何年か前に赤ちゃんのヨーダを描いてほしいと頼まれ、おむつをした彼を描いたことがありました。まさかベビー・ヨーダのドラマを観る日が来るとは思っていませんでしたが、グローグーがそれ以上の存在になっていくのを観るのは楽しかったです。
マンドーとグローグーを自分なりに構成し直すのは新鮮で楽しく、友人と家族が混ざった二人の関係は私が作品に入れたかった心温まるものです。特に、それがIGドロイド、ストーム・トルーパー、ランコア、ボバ・フェットと一緒に描かれるならね!
また、ルーカス・フィルム・パブリッシングのクリエティブ・ディレクターであるマイケル・シグランは、『マンダロリアンとチャイルド』について、以下のコメントを発表している。
私たちはジェフリー・ブラウンを“遥か彼方の銀河系”に再び迎えられることにワクワクしています。『ダース・ヴェイダーとルーク(4才)』やそれに続く魅力的な作品のように、ジェフリーは彼の特徴的なスタイルとスマートなユーモアセンスを『マンダロリアン』に世界に持ち込んだことで、ハートフルで愉快な作品に仕上がっています。
『マンダロリアン』の親子関係
ドラマ『マンダロリアン』は、賞金稼ぎのマンドーが捕獲を依頼された“獲物”だった“ザ・チャイルド”と出会い、旅を通して互いへの愛情を深めていく物語。ザ・チャイルドの名前はグローグーといい、「スター・ウォーズ」の人気キャラクターであるヨーダと同じ種族であることから、通称ベビー・ヨーダと呼ばれて愛されてきた。
これまで「スター・ウォーズ」の親子といえば、ジェフリー・ブラウンもカートゥーンにしたダース・ベイダーとルーク・スカイウォーカーだった。二人は血のつながった親子だったが、『マンダロリアン』では種族の異なるマンドーとグローグーの親子関係が描かれている。『ダース・ヴェイダーとルーク(4才)』の原題は『Darth Vader and Son』だったが、今回の『マンダロリアンとチャイルド』の原題は『The Mandalorian and Child』となっている。
ジェフリー・ブラウンが手掛ける『マンダロリアンとチャイルド』では、どのような親子の姿が描かれるのだろうか。
『マンダロリアンとチャイルド(原題:The Mandalorian and Child)』は2023年秋に米刊行。日本での発売も楽しみに待とう。
ジェフリー・ブラウンが手がけた『ダース・ヴェイダーとルーク(4才)』は、富永晶子による翻訳で辰巳出版より発売中。
最新作は『ダース・ヴェイダーと メリー・シスマス!』。
『ダース・ヴェイダーとルーク(4才)』の2023年カレンダーも発売中。
Source
StarWars.com
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