小松左京「くだんのはは」がYouTubeチャンネル オカルトエンタメ大学に登場! 怪談家ぁみが語る | VG+ (バゴプラ)

小松左京「くだんのはは」がYouTubeチャンネル オカルトエンタメ大学に登場! 怪談家ぁみが語る

小松左京「くだんのはは」を 怪談家ぁみ が語る

『復活の日』(1964)、『日本沈没』(1973)などで知られる日本を代表するSF作家・小松左京の「くだんのはは」(1968)が、YouTubeチャンネルのオカルトエンタメ大学に登場する。「くだんのはは」は小松左京が1968年に「話の特集」発表したホラー小説で、小松左京の作品の中でも特に恐ろしいホラー作品として知られる。

オカルトエンタメ大学は、「オカルトを楽しく学ぶ」をコンセプトに怪談や都市伝説といったオカルト情報を紹介しているYouTubeチャンネルで、専門講師陣による授業を配信している。2020年10月12日(月)、13日(火)に公開される動画では、小松左京の「くだんのはは」が扱われる。人気怪談家のぁみが、見事な語りで小松左京の描き出した恐怖を再現していく。

ぁみが語る「くだんのはは」の動画は、10月12日(月)の19時に前編が公開され、翌13日(火)の19時に後編が公開。動画では、怪談だけなく、「くだんのはは」と小松左京の紹介、そして妖怪・件 (くだん) についての解説も聞くことができる。

前編「【怪談・怖い話】この家はおかしい!?最恐『くだんのはは(前半)』を怪談家ぁみ先生が語ります。」はこちら。

後編「【怪談・怖い話】この家の秘密を見てはいけない!最恐『くだんのはは(後半)』を怪談家ぁみ先生が語ります。」の動画はこちら。

小松左京の少年時代を映した「くだんのはは」

小松左京の「くだんのはは」では、戦争末期の空襲が繰り返される兵庫を舞台に、旧制中学の生徒である主人公の姿が描かれる。小松左京にとっては、戦争体験がSFを書き始める重要な契機となった。「くだんのはは」の主人公は小松左京の分身のような存在でもあり、小松左京の経験を知る上でも重要な作品の一つだ。今回の動画は、怪談家ぁみの臨場感溢れる語りで「くだんのはは」を体験できる貴重な機会だと言える。

なお、2020年8月1日(土)からは、児嶋都による「くだんのはは」の漫画化作品を収録した『小松左京の怖いはなし ホラーコミック短編集』が電子書籍で配信を開始している。同作は石ノ森章太郎 、萩原玲二に続く三度目の「くだんのはは」の漫画化作品だ。こちらもぜひチェックしておこう。

今回「くだんのはは」の怪談再現動画を配信するオカルトエンタメ大学では、毎週土曜日~水曜日の夜7時に動画の配信を行なっている。作家の山口敏太郎、オカルトコレクター田中俊行ら、怪談や都市伝説、オカルトの専門家たちによる授業が楽しめる。

オカルトエンタメ大学のチャンネル登録は、以下のリンク先から。

オカルトエンタメ大学 (YouTubeチャンネル)

10月15日(木)には復刊ドットコムより小松左京の映画作品イラストを集めた『生賴範義画集 〈SAKYO MOVIES〉』が発売予定。

11月13日(金)からは『日本沈没 2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』が劇場で公開される。

VG+編集部

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