小松左京展で『日本沈没 2020』資料を展示
10月12日(土)より世田谷文学館で開催されている「小松左京展―D計画―」にて、2020年公開予定のNetflixアニメ『日本沈没 2020』の資料が特別展示されることが分かった。30日、小松左京ライブラリが発表した。展示されるのは絵コンテや美術ボードを含む最新資料9点で、11月2日(土)より展示を開始する。また、会場では『日本沈没 2020』ティザービジュアルのポストカードも配布される (入場者一名につき一枚、無くなり次第終了)。
小松左京展は、東京の世田谷文学館にて公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館の主催で開催されている。小松左京ライブラリが資料提供を始めとする協力を行い、数々の貴重な資料が展示されている。ここに新たに加わるのが、先日制作が発表されたばかりのアニメ『日本沈没 2020』の最新資料だ。
小松左京展についての詳細は以下の記事からご確認いただきたい。
湯浅政明監督がアニメ化
小松左京の代表作の一つでもある『日本沈没』(1973) がアニメ化されることが発表されたのは10月9日(水)のこと。Netflixオリジナルアニメシリーズ『日本沈没 2020』として、2020年より全世界で配信されることが明らかになった。アニメ化を手がけるのは『DEVILMAN crybaby』(2018) などの作品で知られる湯浅政明監督。制作発表時には日本のTwitterで「日本沈没」がトレンド入りしたほか、海外のファンらも盛り上がりを見せていた。
アニメ『日本沈没 2020』の制作決定に関するリリースは以下の記事からご確認いただきたい。
NHKやイタリアでも小松左京
小松左京は、日本を代表するSF作家の一人。7月にNHK Eテレの『100分de名著』で「小松左京スペシャル」が4週間にわたって放送された他、10月19日(土)には小松左京が手がけたSF狂言『狐と宇宙人』がイタリアでイタリア人の手によって初上演された。
また、小松左京展が開催されたタイミングで、中国SF最高傑作『三体』の著者で小松左京から影響を受けた劉慈欣が初来日を果たしている。同じく小松左京から影響を受けたゲームクリエイター小島秀夫監督の最新作『DEATH STRANDING』も発売間近だ。
いつまで経っても色褪せることのない小松左京の魅力に触れることができる「小松左京展―D計画―」は、12月22日(日)まで開催中。今回展示が決定した『日本沈没 2020』の最新資料も要チェックだ。
Source
小松左京ライブラリ