不破有紀の英訳作品「So Eagerly Awaiting」がNew World Writingに掲載 Toshiya Kameiによる翻訳 | VG+ (バゴプラ)

不破有紀の英訳作品「So Eagerly Awaiting」がNew World Writingに掲載 Toshiya Kameiによる翻訳

不破有紀の作品が英語圏で登場

2020年に第一回令和小説大賞と第一回かぐやSFコンテストで最終候補に選ばれた不破有紀が、英語誌に登場した。「So Eagerly Awaiting」と題された作品が掲載されたのはNew World Writing。英訳を手掛けたのはToshiya Kameiだ。

「So Eagerly Awaiting」

今回掲載された不破有紀の作品は100ワードちょうどで物語を綴るDrabble (ドラブル) と呼ばれるジャンルの作品。日本語にして200字程の作品だが、不破有紀の今後の英語圏での活躍を期待せずにはいられない。

不破有紀の英訳作品「So Eagerly Awaiting」が掲載されたNew World Writingは、1977年創刊の文芸誌・Mississippi Reviewの後継誌で、長い歴史を持つマガジンの一つだ。1995年に同誌の編集長だったフレデリック・バーセルミがオンラインマガジンを立ち上げ、以降、数多くの小説や詩を掲載してきた。日本の作品では、紅坂紫の「Under the Cherry Blossom Tree」が同じくToshiya Kameiの翻訳で掲載されている。

不破有紀は以前、カクヨムを中心に活動し、SF小説をウェブ上で公開していた。第一回令和小説大賞では、長編の『はじめてのゾンビ生活』が応募総数4,440作品の中から10作品の最終選考候補に選ばれ、第一回かぐやSFコンテストでは短編小説「Eat Me」が応募総数416作品の中から11作品の最終候補に選ばれていた。今回、英語誌で作品が掲載されたことで、カクヨム等でファンからの熱い支持を受けてきた不破有紀の小説が、英語圏でも評価されるものだということが証明された。

また、不破有紀の英訳作品は、Insignia Storiesの「Mythical Creatures of Asia (Insignia Drabbles Vol.3.)」に収録されることも決まっている (Insignia Stories)。こちらの続報にも期待しよう。

現在、不破有紀の日本語の作品は、第一回かぐやSFコンテストで最終候補に選出された「Eat Me」がウェブ上で読むことができる。

VG+編集部

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