#さなコン 日本SF作家クラブ賞に坂崎かおる「ファーサイド」 特別審査員賞に関元聡「手をつないで下りていく」 | VG+ (バゴプラ)

#さなコン 日本SF作家クラブ賞に坂崎かおる「ファーサイド」 特別審査員賞に関元聡「手をつないで下りていく」

さなコン 結果発表

2021年8月11日(水)、一般社団法人 日本SF作家クラブが主催する「日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」の受賞作品が発表された。日本SF作家クラブ賞に選ばれたのは坂崎かおる「ファーサイド」。特別審査員賞には関元聡「手をつないで下りていく」、審査員賞にはEdy「ボクと父さんの時雨煮終活」Pulmo「世界の演奏家たち」tokyonitro「シックスティーン・オブ・ハイ-ファイ」が選ばれた。

日本SF作家クラブ賞受賞者には非売品の日本SF作家クラブ特別ノベルティおよび日本SF作家クラブによる講評が贈られる。特別審査員賞の受賞者には特別審査員を務めた林譲治による講評とサイン入り書籍が、審査員賞の受賞者には作品を選出した作家による講評が贈られる。

さなコンは4月27日にpixiv上で開幕。以下の書き出しから始まる10,000字以内の小説を募集した。

朝テレビのスイッチを入れると、ニュースキャスターが「おはようございます。世界の終わりまであと七日になりました」と言う。

審査員は林譲治、揚羽はな、タニグチリウイチ、久永実木彦が務め、1,076作品が寄せられた。今回の結果発表と共に一次選考通過作品へのフィードバックコメントシートが公開されており、日本SF作家クラブのpixivFANBOXからダウンロードできる。

受賞作および講評

さなコン 総評

フィードバックコメントシート

また、日本SF作家クラブは「日本SF作家クラブの小さなマンガコンテスト」も開催中。2021年8月31日(火) 23時59分まで応募を受け付けている。詳細はこちらから。

今回日本SF作家クラブ賞を受賞した坂崎かおるは、現在開催中の第二回かぐやSFコンテストで審査員を務めている。第一回かぐやSFコンテストでは十数年ぶりに書いたという小説「リモート」で審査員特別賞を受賞。同作はToshiya Kameiによって英訳され、DailyScienceFictionにも掲載された。第3回百合文芸小説コンテストでは「電信柱より」でSFマガジン賞を受賞、『SFマガジン』2021年8月号に同作が掲載された。

坂崎かおるが井上彼方、奥村勝也、橋本輝幸と共に審査員を務める第二回かぐやSFコンテストは、8月14日(土)より最終候補10作品の読者投票が始まる。詳細は特設ページで。

第二回かぐやSFコンテスト特設ページ

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