テーマは「未来の学校」 第一回かぐやSFコンテスト開催 最大4,000字の小説で海外に挑戦。最優秀賞は英中翻訳、審査委員長に橋本輝幸 | VG+ (バゴプラ)

テーマは「未来の学校」 第一回かぐやSFコンテスト開催 最大4,000字の小説で海外に挑戦。最優秀賞は英中翻訳、審査委員長に橋本輝幸

かぐやSFコンテスト開催

SFウェブメディアのバゴプラが、全く新しいSFコンテストを開催する。その名も「かぐやSFコンテスト」。日本最古のSF作品であり、今では世界で知られる『竹取物語』の主人公の名を冠したこのSFコンテストでは、日本のSFを世界に発信することを目的の一つに掲げている。

応募の対象となるのは、「未来の学校」をテーマに2,000字から4,000字で書かれたSF小説 (いわゆるSFショートショート)。最優秀賞に選ばれた作品は中国語と英語に翻訳され、バゴプラ上に掲載される。

審査委員長にはSF小説の紹介者/書評家として活躍する橋本輝幸が就任。2020年11月に編著書『「からだ」について考えるフェミニズムの本(仮題)』(社会評論社) を出版する予定の井上彼方と、日々国内外のSF情報を発信しているバゴプラ編集部が審査委員を務める。

審査委員のおすすめ小説は以下のリンク先から。

応募期間は6/5〜7/6

第一回かぐやSFコンテストは、2020年6月5日(金)より応募受付を開始し、7月6日(月)に締め切られる。審査委員会による一次選考を経て、7月24日(金)に最大10本の最終候補作品が公開される。最終候補に残った作品は、7月24日(金)から8月7日(金)まで筆者名を伏せてウェブ上で公開。公開期間中に読者投票が実施され、最多得票を得た作品には読者賞が贈られる。最終候補作品の筆者名は8月8日(土)に公開、8月15日(土)に審査結果および投票結果が発表される。

最優秀賞に選ばれ翻訳された作品はウェブ上に掲載されるため、世界中から閲覧することができる。移動が困難になったこの時代にあっても、わずか4,000字以内で世界に挑戦するきっかけを掴める。また、世界の読者を意識して文章を書くことは、作家としての更に視野を広げる機会にもなるだろう。

第一回かぐやSFコンテストで英語・中国語への翻訳を担当する翻訳家は以下の記事で紹介している。

第一回かぐやSFコンテストの詳細は、以下のリンク先で特設ページを確認して頂きたい。

第一回かぐやSFコンテスト 特設ページ

第一回かぐやSFコンテストは2020年6月5日(金)より応募受付開始。

 

SFウェブメディア バゴプラについて

バゴプラ (https://virtualgorillaplus.com/) は2018年5月に開設。英語圏、中国語圏のSFニュースを始め、小説、映画、ドラマ、アニメ、ゲーム、舞台、音楽など、あらゆるSFコンテンツを対象とした記事を毎日配信してきた。国内のSFイベントの取材や国内外のクリエイターへのインタビューも実施。開設3年目を迎える2020年4月にVGプラス合同会社として法人化し、メディアとしても新たなフェーズに突入した。

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