『TENET テネット』にロバート・パティンソンが出演
クリストファー・ノーラン監督による最新SF映画『TENET テネット』が2020年9月18日(金)に日本で公開される。『TENET テネット』では、『ブラック・クランズマン』(2018)でゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされたジョン・デヴィッド・ワシントンが主演を務める。また、映画「トワイライト」シリーズのエドワード・カレン役で知られるロバート・パティンソンの出演も注目を集めている。
ロバート・パティンソンは、2021年公開予定のマット・リーヴス監督の『ザ・バットマン(原題:The Batman)』への出演を控えてのノーラン作品参戦となる。1986年生まれのロバート・パティンソンは、2004年に若くして俳優のキャリアをスタートさせた。直近の作品では、2019年10月に配信を開始したNetflix映画『キング』でフランスの王子ドーファンを演じている。前述の「トワイライト」シリーズに加え、映画「ハリー・ポッター」シリーズではセドリック・ディゴリー役を務めるなど、ファンタジー作品での印象も強かった。
そんなロバート・パティンソンが立て続けに『TENET テネット』『ザ・バットマン』という硬派なSF作品に登場することになった。そのオファーを受けた時の状況と心境について、ロバート・パティンソン本人が英BBCに語っている。
「文字通りの“無職”だった」
ロバート・パティンソンは、2019年を振り返り以下のように語っている。
この年 (2019年) の始まりには、文字通りの“無職”でした。エージェントにこう言われたのを覚えています。
「あなたは誰のリストにも入っていません。出演した映画は高評価でしたよ。でも大ヒット作品というわけではありませんでしたから。」
それから1週間後に突然電話を受けたんです。「クリストファー・ノーランの映画に出たいですか?」って。私は「待って、なんでそうなったの?」という感じでした。
2019年の頭には『TENET テネット』も『ザ・バットマン』も決まっていなかったというのだから、意外なエピソードである。確かに、2019年10月に配信を開始したNetflix映画『キング』も、2018年中に撮影を終了している。
一方で、ロバート・パティンソンの次の仕事が全く決まっていない状態から、まず『TENET テネット』への出演が決まり、次に『ザ・バットマン』での主演が決まったことは、クリストファー・ノーラン監督の慧眼という他ないだろう。現在33歳のロバート・パティンソン。一時は白紙となった俳優としてのキャリアは、『TENET テネット』と『ザ・バットマン』という二つのSF映画と共に再始動するようだ。
クリストファー・ノーラン監督が『インセプション』(2010)以来10年ぶりにSF作品での単独脚本を手がける映画『TENET テネット』。大ベテラン俳優のマイケル・ケインは、『バットマン ビギンズ』(2005) から8作品連続の出演となる。マイケル・ケインがクリストファー・ノーラン監督を慕う理由については、以下の記事に詳しい。
また、以下の記事では、多くの謎に包まれた『TENET テネット』の5つの見どころを解説している。
映画『TENET テネット』は2020年9月18日(金)に日本公開を予定している。
Source
BBC