映画『シャイニング』のキャストまとめ 続編では誰が演じた?【俳優・出演者】 | VG+ (バゴプラ)

映画『シャイニング』のキャストまとめ 続編では誰が演じた?【俳優・出演者】

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『シャイニング』のキャストをチェック

スティーヴン・キングのホラー小説をスタンリー・キューブリック監督が実写映画化した『シャイニング』(1980)。キング自身は原作からの改変を理由に納得のいかない仕上がりとなったようだが、『シャイニング』はホラー映画の金字塔として長く語り継がれることになった。2018年にスティーヴン・スピルバーグ監督の指揮によって製作された映画『レディ・プレイヤー1』では、『シャイニング』の名シーンがふんだんに取り入れられた。

今回は、不朽の名作となった『シャイニング』が、どのようなキャストによって演じられたのかを見てみよう。2019年に公開され、高い評価を得た続編『ドクター・スリープ』で再登場したキャラクターについては、40年越しに新たにおなじみのキャラクターを演じ直した俳優を紹介する。

『シャイニング』に出演した俳優まとめ

ジャック・トランス役 ジャック・ニコルソン

ジャックを演じたのは、名優ジャック・ニコルソン。アカデミー賞を3度、ゴールデングローブ賞を7度受賞したレジェンド俳優だ。1980年の『シャイニング』での演技は後世に語り継がれる怪演として広く知られることになり、1989年には『バットマン』でジョーカー役を演じたことでも知られる。

1975年の『カッコーの巣の上で』でアカデミー賞主演男優賞を受賞、1983年に『愛と追憶の日々』でアカデミー賞助演男優賞受賞、1997年に『恋愛小説』で2度目のアカデミー賞主演男優賞を受賞するなど、出演した多くの作品でアカデミー賞にノミネートされており、その数は計12回に及ぶ。

『シャイニング』の斧でドアを叩き割るシーンでは、ジャック・ニコルソンは完全に役に入り込んだ狂気の演技を見せている。このシーンは、実に190回以上ものテイクを撮影して完成したシーンである。

ウェンディ・トランス役 シェリー・デュヴァル

ウェンディを演じたのは、シェリー・デュヴァル。ジャック・ニコルソンとは対照的に、アカデミー賞やゴールデングローブ賞は無縁だったが、個性派俳優として愛され続けている俳優だ。1977年に公開された『三人の女』で注目を高い評価を得て、1980年にキューブリック監督の『シャイニング』出演を果たした。

『シャイニング』と同年の1980年に公開された実写版『ポパイ』ではオリーブ役を演じている。1988年には自ら映像制作会社を立ち上げ、アニメアンソロジーの『シェリー・デュヴァルのベッドタイム・ストーリー』(1992-1994)を製作。同作はエミー賞にもノミネートされている。

『シャイニング』では、スタンリー・キューブリック監督の方針で、徹底的に孤立させられ、ストレスで大量の毛が抜け落ちたという。シェリー・デュヴァル演じるウェンディがバットでジャックに反撃するシーンは127回ものテイクを撮影した。シェリー・デュヴァルにとっては非常に困難な撮影だったが、後年、本人は『シャイニング』が俳優として最も勉強になった作品と述懐している。

ダニー・トランス役 ダニー・ロイド

『シャイニング』の主人公でもあるダニーを演じたのは、ダニー・ロイド。6歳の時に5,000人のオーディションからダニー役に選ばれた。『シャイニング』での印象的な演技で名子役の仲間入りを果たしたかに思われたダニー・ロイドだが、8歳の頃に映画『Will: G. Gordon Liddy』(1982)に出演した後、10歳で役者を引退。現在はケンタッキー州の大学で生物学の教授として働いている。

なお、当時6歳だったダニー・ロイドは、スタンリー・キューブリック監督の意向で、『シャイニング』がホラー映画だと知らされずに撮影に臨んだ。本人はホテルに住む家族のドラマ映画を撮影していると信じ込まされていたという。

続編の『ドクター・スリープ』では、野球場の観客としてカメオ出演を果たしている。

ディック・ハロラン役 スキャットマン・クローザース

ダニーと同じシャイニングの力を持つディック・ハロランを演じたのは、スキャットマン・クローザース。歌手・声優として活躍したのち、俳優としても活躍。ジャック・ニコルソンが主演した『カッコーの巣の上で』に出演し、『シャイニング』でも再共演を果たした。ジャック・ニコルソンとは個人的な交友もあったという。

『シャイニング』での演技は高く評価され、サターン賞の助演男優賞を受賞している。1986年に76歳で逝去するまで、数々の映画とドラマ作品に出演した。1987年にはその功績を称え、黒人映画製作者の殿堂に選ばれた。

浴室の若い女 役 リア・ベルダム

237号しつに現れる浴室の若い女を演じたのはリア・ベルダム。本来は社交ダンスのシーンのエキストラとして『シャイニング』に参加する予定だったが、裸の宣材写真が製作陣の目にとまり、幽霊役として同作に出演することになった。

印象的なこのシーンの詳細について、裸で撮影を行うということ、幽霊を演じるということ以外、リア・ベルダムは何も知らされていなかったという。撮影現場の状況や映画の内容も全く知らなかったのだ。シェリー・デュヴァルの証言とは違い、撮影中のスタンリー・キューブリック監督は非常にリラックスしていたと証言している。やはりスタンリー・キューブリック監督は俳優によってその顔を使い分けていたのだろう。

姉妹役 リサ・バーンズ、ルイーズ・バーンズ

グレイディの二人の娘を演じたのは、双子であるリサ・バーンズとルイーズ・バーンズ。二人は2015年にTwitterを開設し、積極的にメディアからのインタビューや動画出演の依頼に応えている。なお、ルイーズはダニー・ロイドと同じく学者になり、微生物の研究に取り組んでいる。

二人は、『シャイニング』の撮影について、「毎日高級なパーティに招待されているような感覚だった」と話している。撮影の合間にはダニー・ロイドやジャック・ニコルソンと遊んでいたという。

以上が、映画『シャイニング』に登場した主なキャストの面々だ。今も語り継がれる名演を見せた俳優たちである。

ここから先は、これらの俳優たちが演じたキャラクターのその後、つまり40年後ぶりの続編として公開された『ドクター・スリープ』でこれらのキャラクターを演じた俳優をご紹介しよう。『ドクター・スリープ』をまだ未見の方は、若干のネタバレにご注意いただきたい。

続編『ドクター・スリープ』で引き継いだ俳優まとめ

ジャック・トランス役 ジャック・ニコルソン → ヘンリー・トーマス

『ドクター・スリープ』に幽霊として登場する父ジャックを演じたのは、ヘンリー・トーマス。スティーヴン・スピルバーグ監督の『E.T.』(1982)で主人公エリオットを演じた俳優だ。2019年に公開されたスティーヴン・キング原作の映画『ジェラルドのゲーム』(2017)でも主人公ジェシーの父トムを演じた。

ウェンディ・トランス役 シェリー・デュヴァル → アレックス・エッソー

新たにウェンディを演じたのはアレックス・エッソー。サウジアラビア生まれ、カナダ出身の俳優で、ホラー映画を中心に活躍している。2017年にはホラー映画『Midnighters』で主演を務め、2019年のホラー映画『Homewrecker』では脚本とプロデュースも手がけている。

ダニー・トランス役 ダニー・ロイド → ユアン・マクレガー / ロジャー・デール・フロイド

『ドクター・スリープ』で大人になったダニーを演じたのは人気俳優のユアン・マクレガー。「スター・ウォーズ」シリーズの若き日のオビ=ワン・ケノービ、『プーと大人になった僕』(2018)のクリストファー・ロビン、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2019)のブラックマスクなど、数々の大作映画に出演している。『ドクター・スリープ』では、ジャックと同じくアルコール依存症になったダニーのその後を見事に演じた。

そして、再現されたダニーの幼少期をロジャー・デール・フロイドが演じている。2020年公開予定のスリラー映画『グリーンランド』にも出演する予定だ。父のロジャー・フロイドも俳優として活動している。

ディック・ハロラン役 スキャットマン・クローザース → カール・ランブリー

1986年に逝去したスキャットマン・クローザースに代わってディック・ハロランを演じたのは、1951年生まれの俳優カール・ランブリー。1970年代後半から俳優として活動し、『女刑事キャグニー&レイシー』(1982-1988)では刑事役でレギュラー出演していた。『ドクター・スリープ』では重要な役を担ったが、ベテラン俳優らしい好演を見せた。

以上が、『シャイニング』の続編『ドクター・スリープ』で前作からキャラクターを引き継いだ俳優たちだ。40年ぶりに名作のキャラクターを演じ直すというプレッシャーの中、見事な演技を見せた。マイク・フラナガン監督が指揮をとった『ドクター・スリープ』は、原作者のスティーヴン・キングも太鼓判を押す傑作に。40年の時を超えてシリーズを完結させた製作陣に拍手を送りたい。

『シャイニング』と『ドクタースリープ』は、4K ULTRA HD&ブルーレイセットが発売中。

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