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2018年上半期 SF映画興行収入ランキング【6位〜10位】

2018年もあっという間に上半期が終了、いよいよ後半戦に突入する。相変わらず好調なSF映画界は、2018年上半期も大いに盛り上がりを見せた。2017年は『ブレードランナー 2049』、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』、『スパイダーマン ホームカミング』、『猿の惑星:聖戦記』など、老舗タイトルの続編が注目を集めた年になった。『攻殻機動隊』をハリウッド実写化した『ゴースト・イン・ザ・シェル』の公開も記憶に新しい。2018年はSF映画界にとってどのような年になるのか。ひとまずは、上半期の興行収入ランキングを振り返ってみよう。

2018年上半期 SF映画 興行収入ランキング(数字は2018年7月2日時点)

第10位 『メイズ・ランナー:最後の迷宮』

興行収入 2億8,740万ドル(約316億1,400万円)
監督:ウェス・ボール
配給:20世紀FOX
公開日:2018年1月17日(韓国)

人気SF小説「メイズ・ランナー」シリーズの実写化映画第三弾が第10位にランクイン。三部作の最終章にあたる。近年では珍しく、同一監督が全シリーズの指揮を執った。アメリカ国内の興行成績は前二作ほどは振るわなかったものの、中国、フランス、そして先行公開となった韓国で好調な数字を残した。

 

第9位『パシフィック・リム:アップライジング』

興行収入:2億9,010万ドル(約319億1,100万円)
監督:スティーヴン・S・デナイト
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ
公開日:2018年3月21日(フランス他)

全世界中の怪獣・ロボットファン待望の「パシフィック・リム」シリーズ最新作が第9位。前作の監督にして「パシフィック・リム」の生みの親であるギレルモ・デル・トロ監督は製作に回り、ドラマシリーズ『ヤング・スーパーマン』や『デアデビル』で知られるスティーヴン・S・デナイト監督が指揮を執った。今作から制作会社のレジェンダリー・ピクチャーズが、中国の大連万達グループの配下となっており、「東のハリウッド」と呼ばれる中国・青島東方影都(チンタオ・オリエンタル・ムービー・メトロポリス)での撮影が行われた。前作に続き、中国で大ヒットを記録した他、デル・トロ監督の故郷であるメキシコでも好成績を収めた。

 

第8位『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』

興行収入:3億6,990万ドル(約403億5,900万円)
監督:ロン・ハワード
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公開日:2018年5月23日(ベルギー他)

米国では「思わぬ低発進」と大騒ぎになった、「スター・ウォーズ」シリーズ最新作。それでも、たった一ヶ月で上半期のトップ10にランクインする底力は持ち合わせていたようだ。今作では、『グリンチ』(2000)、『ダ・ヴィンチ・コード』(2006)で知られるロン・ハワード監督の下、28歳のオールデン・エアエンライクが若き日のハン・ソロを演じた他、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』でサラ・コナーを演じたエミリア・クラークがヒロインのキーラを、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)で好演を見せ、ラッパーのチャイルディッシュ・ガンビーノ名義では「This is America」で社会現象を巻き起こしているドナルド・グローヴァーがランド・カルリジアン役で出演。2017年は、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が年間の興行収入1位に輝いたが、『ハン・ソロ』はどこまで数字を伸ばすことができるだろうか。

 

第7位『ランペイジ 巨獣大乱闘』

興行収入:4億2,450万ドル(約466億9,500万円)
監督:ブラッド・ペイトン
配給:ワーナー・ブラザース
公開日:2018年4月12日(オーストラリア他)

ここでようやくシリーズものではない新作映画がランクイン。『カリフォルニア・ダウン』(2015)以来となる、監督ブラッド・ペイトン、主演・製作総指揮ドウェイン・ジョンソンのタッグ。前述の通り、シリーズ作ではないが、原作はアーケードゲームの「RAMPAGE」シリーズ。海外にはファンが多く、設定こそ大きく変更されているが、その点も含めて大いに話題を呼んだ。『ジャスティス・リーグ』(2017)、「アベンジャーズ」シリーズを手がけるWETAデジタルがCG製作を担当したが、米国内ではその「無遠慮」なまでの高層ビル群の破壊シーンについて、9.11以降の観点を失っていると批判する声も上がっている。その一方で、海外では好成績を収めており、特に中国、韓国、メキシコ、イギリスで好調な数字を残している。

 

第6位『レディ・プレイヤー1』

興行収入:5億8,200万ドル(約640億2,000万円)
監督:スティーヴン・スピルバーグ
配給:ワーナー・ブラザース
公開日:2018年3月28日(フランス他)
巨匠・スティーヴン・スピルバーグ監督最新作が6位にランクイン。アーネスト・クラインのSF小説『ゲームウォーズ』(2011)を完全実写化し、「ガンダム」、「AKIRA」、「ゴジラ」シリーズなど、日本のSFコンテンツから著名なキャラクターが次々登場した。弱冠21歳のタイ・シェリダンと24歳のオリヴィア・クックが主演を務め、50歳のザック・ペンと、原作者で、46歳のアーネスト・クラインが脚本を担当。71歳のスピルバーグ監督と世代を超えた「共闘」を見せた。こちらも海外での興行が順調で、とりわけ中国と日本でのヒットが興行成績を牽引した。

 

ここまで、2018年上半期のSF映画興行収入ランキング10位から6位までをご紹介した。有名シリーズの続編作品が中心にランクインする中で、新作もきっちりランクインしているあたり、SFというジャンルの強さを感じさせてくれる。一方で、あの大作映画がまだ登場していないことに、お気づきだろう。5位から1位の作品をまとめたランキングは明日、公開予定。

2018年上半期のSF映画興行収入ランキング6位〜10位
第6位『レディ・プレイヤー1』
第7位『ランペイジ 巨獣大乱闘』
第8位『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』
第9位『パシフィック・リム:アップライジング』
第10位 『メイズ・ランナー:最後の迷宮』

第1位から第5位の作品はこちらから

– Source –
© IMDb.com

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