ジェームズ・マースデン『ソニック・ザ・ムービー』のデザイン修正騒動を語る。「私にとっては、とても良いこと」 | VG+ (バゴプラ)

ジェームズ・マースデン『ソニック・ザ・ムービー』のデザイン修正騒動を語る。「私にとっては、とても良いこと」

©︎Paramount Pictures, Sega of America

『ソニック・ザ・ムービー』が爆速スタート

映画『ソニック・ザ・ムービー』が2020年2月14日(金)より北米で公開された。北米での週末の興行収入は5,700万ドル (約62億7,000万円) となり、『名探偵ピカチュウ』のオープニング興収5,430万ドルを上回る爆速スタート。公開2週目の『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』を抑えて堂々の首位を獲得した。

日本での公開は6月26日(金)。日本語の予告編も公開されている。

『ソニック・ザ・ムービー』の好スタートに驚いた人も少なくないだろう。わずか数ヶ月前には公開されたトレーラーに映るソニックのデザインが原作ファンから強い批判を浴び、デザインの修正と公開延期を余儀なくされていたからだ。その経緯は以下の記事に詳しい。

ジェームズ・マースデンが騒動を語る

『ソニック・ザ・ムービー』の封切りを迎え、出演者もソニックのデザイン修正騒動について口を開いている。作中でソニックの相棒となる保安官、トム・ウォシャウスキーを演じたジェームズ・マースデンは、米FOXのインタビューで騒動を振り返った。「修正にあたってキャストが対応しなければならないことはありましたか」という質問に、こう答えたのだ。

いいえ、あれは全て制作チームとコンピューター・アーティストたちが対応してくれました。私たち (俳優陣) は撮影終了から3ヶ月経っていたので、私もすでに別の仕事に入っていたんです。何があったかは聞きましたし、人々が声をあげて、ある種の波を起こしたことも見ていました。「すごいな」という感じでしたよ。ソニックが人気キャラクターだとは知っていましたが、これほどまで多くのファンがこんな情熱を持っているとは。

『ソニック・ザ・ムービー』におけるデザイン修正騒動は、ジェームズ・マースデンの管轄外で起こっていたこと。それでも、ソニックファンの熱気はジェームズ・マースデンにも届いていたようだ。最後には、「私にとっては、とても良いことでしたよ」と、ソニックのデザインが改善されたことを歓迎した。「私にとっては」というのは、追加の作業を迫られた制作会社・デザイナーチームへの気遣いだろう。

ジェームズ・マースデンは、映画「X-MEN」シリーズのサイクロップス役やドラマ『ウエストワールド』(2016-)のテディ・フラッド役などで知られる。CGを活用することも多いSF作品ではおなじみの俳優の一人だ。『ソニック・ザ・ムービー』では、CGで制作されたソニックと共にどのような演技を見せてくれるのだろうか。

映画『ソニック・ザ・ムービー』は2020年6月26日(金)日本公開。

『ソニック・ザ・ムービー』公式サイト

Source
Fox 5 DC YouTube

VG+編集部

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