ニール・ブロムカンプ監督が『ライオン・キング』を称賛
『第9地区』(2009) などのSF映画作品を手がけてきたニール・ブロムカンプ監督が、日本でも2019年8月9日(金)に公開された“超実写版”『ライオン・キング』を称賛している。
Seriously loved the new Lion King. It’s actually astounding where cinema technology has gotten to in 100 years.
— Neill Blomkamp (@NeillBlomkamp) July 24, 2019
新しい『ライオン・キング』、本当に大好き。この100年間でここまで映画技術が進化したということは、驚嘆に値する。
『ライオン・キング』の映像技術を称賛し、「大好き」と表明している。更に、ニール・ブロムカンプ監督はこう付け加える。
Cinema and flight are interestingly close interms of starting points on the timeline – and have progressed equally amazingly https://t.co/p9gXhc69ua
— Neill Blomkamp (@NeillBlomkamp) July 24, 2019
映画と航空技術は、興味深いことに同じ時代に登場している。そして、歩調を合わせるかのように驚異的な進化を遂げている。
ライト兄弟がアメリカで人類初の有人飛行を実現したのは1903年。リュミエール兄弟が世界初の映画作品として12本の作品を公開したのが1895年、世界初のSF映画とされる『月世界旅行』が公開されたのは1902年だ。ニール・ブロムカンプ監督の言う通り、映像技術は驚くべき速度で進化を遂げている。アニメ版の公開から四半世紀で“超実写版”へと進化した『ライオン・キング』の映像は、VFXにこだわりを持つニール・ブロムカンプ監督をも唸らせるクオリティだったようだ。
残酷描写が特徴のブロムカンプ作品
ニール・ブロムカンプ監督の作品は、CGをふんだんに利用したグロテスクな描写でも知られる。『チャッピー』(2015) の公開時には、日本で配給を担当したソニー・ピクチャーズが、督の同意を得ずに一部の残酷描写をカットしたとして問題になっていた。グロテスクな描写に加え、王道SFの舞台設定と現実の社会問題を交差させる作風がニール・ブロムカンプ作品の特徴だが、全年齢対象の『ライオン・キング』にまさかの「大好き」宣言。監督のファンからは「本当に? 見たくなってきた」というコメントも寄せられている。
『ライオン・キング』は8月9日(金)公開
今回公開された“超実写版”『ライオン・キング』は、「アイアンマン」シリーズで監督、「アベンジャーズ」シリーズで製作総指揮を務め、MCU作品にハッピー・ホーガン役で出演しているジョン・ファヴローが指揮を執る。音楽は、1995年のアニメ版と同じく「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ、「ダークナイト」シリーズを手がけた巨匠ハンス・ジマー。ラッパーとしての名義であるチャイルディッシュ・ガンビーノとしても知られ、『スパイダーマン: ホームカミング』(2017) や『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018) への出演でもおなじみのドナルド・グローヴァーが主人公シンバの声を務める。
<#超実写ライオンキング>明日(8/9)公開🦁👑
プライドランドの王 #ムファサ が、<未来の王>#シンバ
に伝えようとしたメッセージとは…❓想像を超えた<キング・オブ・エンターテイメント>いよいよ公開🐾🐾🐾#ライオンキング pic.twitter.com/gXysn5PHhL
— ディズニー・スタジオ (@disneystudiojp) August 8, 2019
25年ぶりに蘇った“超実写版”『ライオン・キング』は、2019年8月9日(金)より全国でロードショー。
また、ニール・ブロムカンプが約30年ぶりに「ロボコップ」を復活させる『RoboCop Returns (原題)』は現在製作が進行中。どのような映像技術の進歩が見られるのか、こちらも要注目だ。
I’ll be back soon https://t.co/EjvT95OPii
— Neill Blomkamp (@NeillBlomkamp) August 8, 2019
Source
Neil Blomkamp Twitter