『クレイヴン・ザ・ハンター』公開日変更に制作陣が反応 理由は『デッドプール&ウルヴァリン』? | VG+ (バゴプラ)

『クレイヴン・ザ・ハンター』公開日変更に制作陣が反応 理由は『デッドプール&ウルヴァリン』?

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クリスマスシーズンにR指定『クレイヴン・ザ・ハンター』公開

『マダム・ウェブ』(2024)が興行面では予想を下回り、なおかつ成功しているシリーズである「ヴェノム」シリーズが『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス(原題:Venom: The Last Dance)で終了するなど、岐路に立たされているSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)。その最新作である映画『クレイヴン・ザ・ハンター』の公開が2024年12月に延期されたことに関して、映画『クレイヴン・ザ・ハンター』で製作を務めた映画プロデューサーのマット・トルマックが米Colliderの独占インタビューに答えた。

マット・トルマックは映画『クレイヴン・ザ・ハンター』の米公開日が本来予定されていた2024年8月30日(金)から12月に変更されたことに関して、夏はスーパーヒーロー映画が集中するため、それを避ける必要性があったと語った。確かに2024年7月26日(金)には『デッドプール&ウルヴァリン』が日米同時公開される。『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年に唯一公開される予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画である。そのため、『デッドプール&ウルヴァリン』の注目度はいつものMCU作品より高く、夏に公開すると同じ原作がマーベルの映画同士で観客を奪い合ってしまう可能性は高い。

同じマーベル作品での観客の奪い合いを防ぐため、スーパーヒーロー映画が少ない2024年の12月、特にクリスマスシーズンに映画『クレイヴン・ザ・ハンター』を公開する判断に至ったとのことだ。映画『クレイヴン・ザ・ハンター』はSSU初のR指定作品であり、主人公のクレイヴン・ザ・ハンターことセルゲイ・クラヴィノフが相手の鼻を噛み千切るシーンなども含まれている。そのため、8月に公開してしまうと同じR指定作品としても、『デッドプール&ウルヴァリン』と身内で観客を奪い合うことになってしまう可能性があるのだ。

クリスマスは最高の期間

前述のように映画『クレイヴン・ザ・ハンター』がクリスマスシーズンに公開するのは、ファミリー層などを狙ったわけではなく、同じマーベル原作の映画かつR指定作品である『デッドプール&ウルヴァリン』と観客を奪い合わないための戦略的なものだった。マット・トルマックはインタビューで以下のように語っている。

映画『クレイヴン・ザ・ハンター』がクリスマスに移ったのは、私たちがこの作品に興奮しているからであり、クリスマスは、何度も何度も映画を観に行く時間のある人たちが集まる、最高の公開時期だからです。これは、スタジオが映画『クレイヴン・ザ・ハンター』についてどう感じているかを如実に反映したものです。私たちは本当に興奮しています。でも、これは映画に対する気持ちを反映した素晴らしい動きなのです。

ロシア系ヴィラン大集合

マット・トルマックのコメントによれば「クリスマスは、何度も何度も映画を観に行く時間のある人たちが集まる、最高の公開時期」になるとのことで、映画『クレイヴン・ザ・ハンター』は何度も見に行く要素のある映画だと考えることが出来るコメントだ。映画『クレイヴン・ザ・ハンター』にはロシア系の貴族の末裔であるクレイヴン・ザ・ハンターことセルゲイ・クラヴィノフ以外にも、セルゲイ・クラヴィノフの義理の弟であり、スパイダーマンの最初のスーパーヴィランである変装術の達人のカメレオンことドミトリ・スメルダコフが登場する。

他にもクレイヴン・ザ・ハンター/セルゲイ・クラヴィノフの前に立ちふさがる敵として、極薄の人工皮膚を移植されてサイのパワーを手に入れたライノこと、ロシア系ギャングであるアレクセイ・シツェビッチが登場することも予告編で発表されている。このように映画『クレイヴン・ザ・ハンター』では「スパイダーマン」シリーズのロシア系ヴィランが集合することになる。

大ヒットした「ヴェノム」シリーズも終了し、映画『クレイヴン・ザ・ハンター』の興行成績によってSSUの未来が大きく変わると考えられる。そのため、ソニー側も映画『クレイヴン・ザ・ハンター』の公開日に慎重になる理由も容易に考えることが出来る。その一方で米CBRの報道では興行成績が予想を下回った『マダム・ウェブ』が、Netflixでランキング1位を獲得したことで『マダム・ウェブ』が再評価されているのではとも言われている。

公開終了後に作品の評価が変わるなど、SSUの今後は予想しにくいものになっている。映画『クレイヴン・ザ・ハンター』の公開日変更が凶と出るか吉と出るかは予想が出来ない。ソニーはスパイダーマンなどヒーロー側の映像化も進めており、ニコラス・ケイジ主演のスパイダーマン・ノワールの映像化も決定した。それらすべてに映画『クレイヴン・ザ・ハンター』の成功が関わってくると考えられる。映画『クレイヴン・ザ・ハンター』の公開日時変更が良い結果をもたらすのか。そして、日本公開がいつになるのか。映画『クレイヴン・ザ・ハンター』に注目していきたい。

映画『クレイヴン・ザ・ハンター』は2024年12月に米公開予定。日本では2024年公開予定。

『クレイヴン・ザ・ハンター』公式サイト

Source
Collider/CBR/Prime Video X

映画『クレイヴン・ザ・ハンター』の予告編の考察と解説はこちらから。

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』ラストの解説はこちらから。

映画『モービウス』ポストクレジットシーンの解説はこちらから。

映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』ポストクレジットシーンの解説はこちらの記事で。

『マダム・ウェブ』ラストのネタバレ解説&考察はこちらから。

鯨ヶ岬 勇士

1998生まれのZ世代。好きだった映画鑑賞やドラマ鑑賞が高じ、その国の政治問題や差別問題に興味を持つようになり、それらのニュースを追うようになる。趣味は細々と小説を書くこと。
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