『猿の惑星:聖戦記』続編が2024年米公開『キングダム・オブ・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス』発表 | VG+ (バゴプラ)

『猿の惑星:聖戦記』続編が2024年米公開『キングダム・オブ・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス』発表

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『猿の惑星:聖戦記』続編が正式発表

SF映画「猿の惑星」から最新作が登場する。タイトルは『キングダム・オブ・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス(原題:Kingdom of the Planet of the Apes)』で、2022年10月より撮影を開始。2024年全米公開を予定している。米20世紀スタジオが発表し、日本の20世紀スタジオも公式SNSで発表した。

「猿の惑星」シリーズはフランスの作家ピエール・ブールが1963年に発表した小説をベースに、フランクリン・J・シャフナーが監督した映画第1作目『猿の惑星』が1968年に公開された。1973年までに第5作目『最後の猿の惑星』まで制作され、人間が猿に支配されている惑星とその歴史を描き、映画史に残る作品となった。

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2001年にはティム・バートン監督によってリメイク版『PLANET OF THE APES/猿の惑星』で再ブームを巻き起こした。同作はリメイクとされているが、オリジナル版とは異なる新しい物語が語られた。興行収入は3億6,000万ドル超のヒットを記録している。

2011年から2017年にかけては『猿の惑星:創世記』から始まるリブート三部作が公開され、高度な知性を得た猿たちを最初に率いることになるシーザーのオリジンを中心とした物語が描かれた。本作は「プリクエル(前日譚)」シリーズとされ、アンディ・サーキスが主人公シーザーのモーションキャプチャーを務めた。興行的には計20億ドル以上の興行収入を記録する大成功を収め、三部作としては完結したが続編の登場が待ち望まれていた。

リブート三部作では『猿の惑星:創世記』をルパート・ワイアット監督が、続く『猿の惑星:新世紀』(2011) と『猿の惑星:聖戦記』(2017) をマット・リーヴス監督が手がけた。新作となる『キングダム・オブ・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス』は、新たにウェス・ポール監督が指揮をとる。ウェス・ポール監督は「メイズ・ランナー」三部作を手がけたことで知られる。最新作では『猿の惑星:聖戦記』から数年後が舞台になるという。

今回公開されたファーストルックの画像には、馬に乗る猿が大型の鳥を従えている姿が収められている。猿が動物世界の頂点に君臨している様子が示されている他、その種編はかつてビルだったと思われる建物が緑に覆われ、大きな川が走っているなど、人類の文明が崩壊した様子も示されている。

『猿の惑星:聖戦記』では一度シーザーの物語は幕を閉じた。新たに主人公になるのは息子のコーネリアスだろうか。英雄となったシーザーの志を引き継ぐのは誰なのか。そして、ついに「キングダム=王国」となる猿のコミュニティは、どのようにして「猿の惑星」へと繋がっていくのだろうか。

なお、『キングダム・オブ・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス』の出演者は、ドラマ『ウィッチャー』(2019-) でシリラ王女を演じたフレイヤ・アーラン、ドラマ『ブラック・ミラー』(2011-) シーズン4の「アークエンジェル」などに出演したオーウェン・ティーグ、ドラマ『宇宙探査艦オーヴィル』(2017-) でボータス少佐役を演じるピーター・メイコンが発表されている。

脚本家のリック・ジャッファは、本作を直接『猿の惑星』に繋るかどうかについて語った。詳しくはこちらから。

映画『キングダム・オブ・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス(原題:Kingdom of the Planet of the Apes)』は2024年全米公開。

「猿の惑星」は、第1作目からリメイク版までの6作品がセットになったBlu-rayセットが発売中。

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