『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』はスパイ・アクション映画に? アンソニー・マッキーがシネマコンで語る | VG+ (バゴプラ)

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』はスパイ・アクション映画に? アンソニー・マッキーがシネマコンで語る

©MARVEL STUDIOS

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は地に足のついたスパイ・アクション映画

日本時間2024年4月12日(金)に歴史ある新作映画の発表会シネマコンのディズニー新作映画が発表された。数ある作品の中でも注目を集めていたのが、主人公のサム・ウィルソンを演じたアンソニー・マッキーと、マーベル・スタジオ社長のケビン・ファイギが登壇した『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(原題:Captain America: Brave New World)』だろう。そのあらすじについてアンソニー・マッキーが米Entertainment Weeklyに語った。

2025年2月14日米公開予定のジュリアス・オナー監督作『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は「キャプテン・アメリカ」シリーズの第4作にあたり、そのタイトルはオルダス・ハクスリーの小説のタイトルから引用されている。『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(2021)で新生キャプテン・アメリカとなったサム・ウィルソンが、新たな世界の危機に立ち向かう物語になるとされている。

新生キャプテン・アメリカVSスーパーソルジャー

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』のあらすじは、ハルクの追跡に情熱を燃やしていたサディアス・“サンダーボルト”・ロスが大統領になっているところから始まる。サディアス・“サンダーボルト”・ロスは故ウィリアム・ハートから、ハリソン・フォードにキャラクターが受け継がれている。

サディアス・“サンダーボルト”・ロス大統領はヒーローに対して良い印象を持っていないが、キャプテン・アメリカとなったサム・ウィルソンの過去のヒーロー活動を認める。そして、サムにロス大統領は地球のスーパーヒーローの改革を託すのだった。

しかし、ロス大統領の側近から地球のスーパーヒーロー改革をしようとしていることが漏洩してしまう。ロス大統領が演説をしている最中、その情報を嗅ぎつけたスーパーソルジャーたちが襲撃し、新生キャプテン・アメリカは彼らと戦うことになる。

アンソニー・マッキー「スパイ・アクション映画にする方が理にかなっていました」

アンソニー・マッキーは『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』について、「エイリアンや飛行機がポータルを通ったりするのとは対照的に、地に足の着いたスパイ・アクション映画にする方が理にかなっていました」と語る。「多くの作品に出演し、その全てを観てきましたが、サムにとって真のアクションスター、そしてアベンジャーズとしての地位を確立するチャンスはこの作品にあります」と続けて語った。

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は、アンソニー・マッキーの体感では『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の10倍にあたるスケールとのことだ。しかし、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』シーズン2のような作品にはならず、独自のストーリーとキャラクターを持った作品になるとも語った。

相棒は新生ファルコン

新生キャプテン・アメリカとして活動することになったサム・ウィルソンの相棒はウィンター・ソルジャー/ジェームズ・ブキャナン・”バッキー”・バーンズではない。相棒となるのは、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』に登場したホアキン・トレスだ。ホアキン・トレスはサム・ウィルソンの跡を継いで新生ファルコンとなり、2人のハヤブサがMCUの空を舞うことになる。

アンソニー・マッキーは新生キャプテン・アメリカと新生ファルコンの関係性について、「2人とも軍人だ。私は彼の指揮官でした。私が初代キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースを尊敬したり、ウィンター・ソルジャー/ジェームズ・ブキャナン・”バッキー”・バーンズを嫌ったりするのとは対照的に、私たちはより友情を深めています」と語った。

新生キャプテン・アメリカと新生ファルコンが軍人であるため、ロス大統領が信頼しているとの見方もある。新生キャプテン・アメリカと新生ファルコンは「お互いに警戒を怠らず、背後に気を配るという考え方もある」とアンソニー・マッキーは指摘している。

あのキャラクターたちも帰ってくる

イスラエルのヒーロー、サブラも登場する『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』。その他にもロス大統領以外のキャラクターもスクリーンに帰ってくることになる。ハルク/ブルース・バナーの元恋人であるロスの娘ベティが再登場する。

また、ヴィランにはハルクの血によって飛躍的に知能が向上したザ・リーダー/サミュエル・スターンズも登場する。アンソニー・マッキーは過去の『インクレディブル・ハルク』(2008)を見返す必要性は無いと語るが、それでもザ・リーダー/サミュエル・スターンズは17年ぶりの登場となるため、見返しても面白いだろう。

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急激な変化を続け、ヒーローが必要とされるような現状になってしまった昨今の現実社会。その中で新生キャプテン・アメリカと新生ファルコンはどのような敵と戦うのだろうか。これまでの善と悪の戦いでは割り切れない深いストーリーに期待したい。

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(原題:Captain America: Brave New World)』は2025年2月14日米公開予定。

ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』はディズニープラスで配信中。

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』配信ページ

Source
Entertainment Weekly

デザインが変わった新キャプテン・アメリカのスーツについての考察はこちらの記事で。

2代目ファルコンに就任するホアキン・トレスについての考察はこちらから。

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』ラストについての解説はこちらの記事で。

鯨ヶ岬 勇士

1998生まれのZ世代。好きだった映画鑑賞やドラマ鑑賞が高じ、その国の政治問題や差別問題に興味を持つようになり、それらのニュースを追うようになる。趣味は細々と小説を書くこと。
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