2代目ファルコン登場へ 『キャプテン・アメリカ4』でホアキン・トレスはどう描かれるのか | VG+ (バゴプラ)

2代目ファルコン登場へ 『キャプテン・アメリカ4』でホアキン・トレスはどう描かれるのか

©2024 Marvel

『キャプテン・アメリカ:ブレイヴ・ニュー・ワールド』にファルコン登場

「キャプテン・アメリカ」シリーズの第4弾となる『キャプテン・アメリカ:ブレイヴ・ニュー・ワールド(原題)』は順調に制作が進んでいるようだ。『ブレイヴ・ニュー・ワールド』は、ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(2021) の展開を引きつぎ、新たにキャプテン・アメリカとなったサム・ウィルソンが初めてキャプテン・アメリカとして登場する映画作品。2025年2月14日(金)の全米公開が予定されている。

新たにスクリーンデビューを果たすのは、サムのキャプテン・アメリカだけではないようだ。『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』でホアキン・トレス役を演じたダニー・ラミレスは米Varietyのインタビューに登場し、『キャプテン・アメリカ:ブレイヴ・ニュー・ワールド』の撮影に参加していることを認めた。

アメリカ陸軍中尉として登場したホアキン・トレスは、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』ではサムのサイドキックとして活躍した。第5話ではサムから故障したファルコンのスーツとレッドウィングを預かっており、ファルコンを引きつぐことになるものと見られていた。それは原作コミック通りの展開でもある。

ドラマに続いて『キャプテン・アメリカ:ブレイヴ・ニュー・ワールド』でもホアキン・トレスを演じるダニー・ラミレス。上記のインタビューで「ファルコンのスーツはどうやって慣れましたか?」と聞かれ、こう語っている。

夏のアトランタ(での撮影)で、日中の32度の気温の中では大変でしたよ。ありえないくらいにね。
(アンソニー・マッキーからアドバイスは?)
どうやってスーツを着るか、すべて彼に従うことにしました。

アトランタがあるジョージア州は映画などのエンタメコンテンツの制作への税優遇措置を実施しており、アトランタはマーベル・スタジオが撮影に頻繁に利用している場所だ。ドラマ『ホークアイ』(2021) や『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021) などでは、アトランタにニューヨークの街を再現している。

ダニー・ラミレスは、質問を通して『キャプテン・アメリカ:ブレイヴ・ニュー・ワールド』の撮影でファルコンのスーツを着用していることを認めた。ホアキン・トレスが2代目ファルコンとしてサム・ウィルソンの新キャプテン・アメリカをサポートする姿が見られるのだろうか。

どうなる2代目ファルコン

気になるのは、2代目ファルコンが政府管轄のヒーローとなるのかどうかというところ。映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014) では、サム・ウィルソンはすでに軍人を退役しており、ヒドラが入り込んだ政府に追われるスティーブ・ロジャースを助けるなど、あくまで私人として活動を始めている。

その後、S.H.I.E.L.D.のヒドラ一派を一掃したことで、初代ファルコンは公式な組織としてのアベンジャーズに迎え入れられた。だが、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016) での内紛を経て、やはりスティーブ&ナターシャと共に地下活動に入っている。

一方で、ホアキン・トレスは、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の時点では陸軍の現役軍人である。同作の冒頭では、サムはサノスを倒したことで恩赦を与えられ、米空軍と働いていることが明かされている。サムからもらったファルコンのスーツをホアキンがそのまま引きつぐのであれば、“ファルコン”は引き続き米軍のために働いていくものと考えられる。

いずれにせよ、新キャプテン・アメリカであるサム・ウィルソンの立場も微妙なところであり、米国の新大統領にはサンダーボルト・ロスが就任することも予告されている。政府の側でも、私人でも、ヒーローとしての活動は一筋縄では行かなそうだ。

政府と向き合う

また、『キャプテン・アメリカ:ブレイヴ・ニュー・ワールド』には、イスラエル人キャラクターのサブラが登場するということも報じられている。イスラエルがパレスチナへの侵攻を続ける中で、サブラの起用は大きな反発を呼んでいる。サブラもまた原作ではイスラエル政府のエージェントとして働く人物だ。

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』では、むしろ抑圧されるパレスチナ側の物語を描いただけに、その続編にあたる『キャプテン・アメリカ4』でのサブラの扱いには注目が集まる。現実から目を逸らすような内容にならないことを願うばかりだ。

なお、2代目ファルコンになるダニー・ラミレス自身は、コスタリカとメキシコにルーツを持つ俳優だ。アメリカ黒人として新たなキャプテン・アメリカに就任したサム・ウィルソンと共に、アメリカという国にどのように向き合うのか、注目しよう。

映画『キャプテン・アメリカ:ブレイヴ・ニュー・ワールド(原題)』は、2025年2月14日(金) 米公開。ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』はディズニープラスで配信中。

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』配信ページ

Source
Variety

デザインが変わった新キャプテン・アメリカのスーツについての考察はこちらの記事で。

2代目ファルコンに就任するホアキン・トレスについての考察はこちらから。

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』ラストについての解説はこちらの記事で。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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