高橋留美子に仏アングレーム国際漫画賞グランプリ——ル・モンド紙も特集を掲載

ライター

高橋留美子がアングレーム国際漫画賞グランプリ

漫画界の発展に寄与

『うる星やつら』などの作品で知られる漫画家の高橋留美子が、フランスで開催された第46回アングレーム国際漫画賞で2019年のグランプリに選ばれた。グランプリは漫画界の発展に寄与した作家に贈られる賞で、高橋留美子は約1,700名の漫画家による投票で選出された。アングレーム国際漫画賞の主催者は、「出る杭は打たれる社会でアウトサイダーや敗者にもスポットライトを当て、チャンスがあることを示した」と評価した。

ル・モンド紙も特集を掲載

フランスのル・モンド紙は、今回の高橋留美子のアングレーム国際漫画賞グランプリ受賞を受けて、特集記事を掲載した。その象徴的な作品として、『うる星やつら』(1978-1987)、『めぞん一刻』(1980-1987)、『らんま1/2』(1987-1996)の三作品を挙げている。高橋留美子のデビューから既に40年以上が経過していることから、改めてフランスの読者に代表作を紹介。各作品のキャラクターが持つ魅力や、フランスでのアニメ放送や漫画の出版について触れている。

2018年のアイズナー賞殿堂入りに続く受賞

高橋留美子は、SFラブコメディ『うる星やつら』で初の連載を開始すると、『犬夜叉』(1996-2008)や『境界のRINNE』(2009-2018)といった作品は、海外での人気も高く、2017年には全世界累計発行部数2億部を達成している。2018年には、「コミック界のアカデミー賞」と呼ばれる米アイズナー賞で“コミックの殿堂”に選出された。SF的な設定を用いて多様なキャラクターを描く高橋留美子の作風を、今、世界が高く評価しているのだ。

高橋留美子の40年以上のキャリアが生み出した漫画界への貢献が、アメリカで、フランスで栄誉に輝いている。彼女が世界にもたらした多様性は、今後も確実に語り継がれていくだろう。

– Source –
Le Monde

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