藤子・F・不二雄の名作SFが無料公開!
ドラえもんチャンネルの夏休み特別企画
藤子・F・不二雄の名作「T・Mは絶対に」が、ドラえもんチャンネルにて、期間限定で無料公開されている。夏休み特別企画として実施されている、「藤子・F・不二雄の『ヒヤッとするおはなし』」の一環として公開されたもの。公開期間は本日8月10日午前10時から、日曜日の8月13日午前10時までとなっている。日本を代表するSF作品『ドラえもん』(1969-1996)を生み出した大マンガ家の名作SFに触れるチャンスを逃す手はない。
月・水・金更新!!まんがセレクション夏休み特別企画『藤子・F・不二雄のヒヤッとするおはなし』。今週の無料読みラインナップは「うまそうな三人」「未来世界の怪人」「T・Mは絶対に」。詳しくは→ https://t.co/7leCqa7d4K #ドラえもん #DORAEMON #ドラチャン #ヒヤッとするおはなし pic.twitter.com/q0XCAsZtjX
— ドラえもんチャンネル (@doraemonChannel) August 6, 2018
タイムマシンを題材にしたSF漫画
「T・Mは絶対に」は、1976年に『S-Fマガジン』に掲載された読み切り漫画。「T・M」とは、「タイムマシン」の頭文字である。既に『ドラえもん』などでタイムマシンを扱っていた藤子・F・不二雄は、この作品では、「タイムマシンは絶対に完成できる」と信じる研究者の物語を描いた。
科学の進歩につきまとう重要な問題
会社を辞めて、タイムマシンの開発に没頭する研究者。「タイムマシンは絶対に完成できない」と主張する友人の反対を押し切り、遂に、タイムマシンの一歩手前である「T・T・V (タイムトラベルテレビ) 」の発明に成功する。過去の世界を観るなど、映像のみ時間移動ができるマシンだ。だが、「タイムマシンは絶対に完成できない」という友人の言葉の真意には、科学の進歩につきまとう、重大な問題が隠されていた…。社会の発展において、必ず人間が向き合わなければならない問題を、シニカルかつ鋭い視点で描いた作品だ。この機会に、ぜひチェックしておこう。
名作が続々公開
「藤子・F・不二雄の『ヒヤッとするおはなし』」では、8月1日から9月3日にかけて、「ヒヤッとするおはなし」が毎週三作公開されている。これまでに、SFアドベンチャー漫画『モジャ公』(1969-1970)から「うまそうな三人」や、おなじみの『ドラえもん』から「どくさいスイッチ」、「未来世界の怪人」といったエピソードが公開されている。今後も計9作品が公開される予定となっている。SFファンは要チェックだ。