『デス・ストランディング2』製作がスタートか ノーマン・リーダスが明かす | VG+ (バゴプラ)

『デス・ストランディング2』製作がスタートか ノーマン・リーダスが明かす

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『デス・ストランディング』続編の計画は生きている

小島秀夫監督率いるコジマプロダクションのゲーム第1弾として2019年11月8日に発売された『デス・ストランディング』は、待望の続編製作が始まったようだ。

『デス・ストランディング』はPlayStation 4用ソフトとして発売されたSFゲームで、他者との繋がりを中心にゲームが進む“ソーシャル・ストランド・システム”と呼ばれる新たな概念を軸にした作品として世界中で売上数500万本を超えるヒットを記録した。

『デス・ストランディング』のもう一つの特徴は、著名な映画俳優たちをパフォーマンス・キャプチャーに起用したキャスティングだ。主演のノーマン・リーダスマッツ・ミケルセンらを大胆に起用したキャスト陣は大きな注目を集めた。

そのキャストの中から、主人公のサムを演じたノーマン・リーダスが2022年5月17日に公開された米LEO Editのインタビューで『デス・ストランディング』の続編について、既に撮影が始まっていることを明かした。

「始まったばかり」

ノーマン・リーダスは、まず12年間続いたドラマ『ウォーキング・デッド』(2010-2022) がシーズン11で終了することについて、本編は既に撮影が終了したこと、9月ごろから同作のスピンオフの撮影に入ることを明かしている。その上で、「(『ウォーキング・デッド』の)ファイナル・シーズンが控えていて、スピンオフがあり、そしてビデオゲームの『デス・ストランディング』を撮影しているんですよね」とインタビュアーに聞かれ、ノーマン・リーダスはこう答えている。

二つ目はちょうど始まったばかりです。

なんと『デス・ストランディング』第2作目の撮影が既に始まっているというのだ。ノーマン・リーダスは、2021年8月に行われた『ウォーキング・デッド』のプレスイベントで「『DEATH STRANDING』の第二作目をやることになると思います」と発言しており、今回もソニーやコジマプロダクションに先んじて「デススト」続編の情報を明かす形になった。

一方の小島秀夫監督は、2019年11月の米Vultureのインタビューで、ノーマン・リーダスと再びタッグを組むならば、『デス・ストランディング』の続編になるだろうと話していた。また、2022年1月には自身のTwitterに「新企画」という名前のフォルダの画像を投稿し、話題を呼んでいた。

ただ、ノーマン・リーダスは「撮影 (Filming)」について「ちょうど始まった」と答えているが、これはモーション・キャプチャーのことを指していると考えられる。実際に撮影が始まっていたとしても、映像の発表は少し先のことになるだろう。

撮影には2-3年かかる?

『デス・ストランディング』第1作目での作業について、ノーマン・リーダスは以下のように話している。

確か、全てのモーション・キャプチャーセッションを終わらせるのに2-3年かかりました。膨大な作業なんですよ。その後、ゲームが発売されて多くの賞を受賞し、大きな話題になりましたから、ちょうどそれのパート2に取り掛かったところなんです。

(どのような作業?)まず、何千台ものカメラが設置された巨大なドームに入り、まず最初に写真を撮ります。あらゆる角度から1枚ずつ撮影し、自分の顔の筋肉で作れる可能な限りの表情を撮影します。ですから、丸一日かかるんですよ。

こうして得たデータを元に映像の制作が進められるわけだが、ノーマン・リーダスはある不安を感じて、小島秀夫監督に質問をしたことを明かしている。

(『デス・ストランディング』の制作現場には)最新の5Gのカメラもあって、グリーンバックの部屋だけで撮影ができるんです。カメラが左を向けば街が建ち、上を向ければ空が現れます。そしてそれをセリフと共にコンピュータに入れるんです。

秀夫に聞いたんです。「カメラクルーや俳優が再び必要になることはありますか?」って。そしたら彼は、「いや、人間の魂までキャプチャーすることはできない。俳優は常に必要です」って言ってくれたんです。私は「そう言ってくれてありがとう。職を失うかと思ってた」って感じでした。

確かに『デス・ストランディング』で実証されたように、俳優のデータが取れれば、理論上は声優を当てるだけで映像を作れてしまう。実際にデッドマン役のギレルモ・デル・トロ監督はスケジュールの都合でモデルだけを務め、声優は別の人物が当てている。

だが、今回『デス・ストランディング2』に向けてノーマン・リーダスが“撮り直し”をしているのだとすれば、小島秀夫監督はその言葉通り、俳優の“魂”を大切にしているということだろう。『ウォーキン・デッド』を撮り終えたノーマン・リーダスがどのような進化を遂げているのか、期待せずにはいられない。

改めて出演の経緯も

また、ノーマン・リーダスはこのインタビューで、改めて『デス・ストランディング』に出演することになった経緯についても話している。

ギレルモ・デル・トロから電話がかかってきて、「ヒデオ・コジマという人物がいて、彼から電話がかかってくるから、イエスとだけ答えるんだ」と言われたんです。「イエスとだけ答えろって、どういうこと?」って聞いたんですが、「バカな真似はやめて、イエスとだけ答えるんだ」と言うんです。

それで私がサンディエゴにいる時に、秀夫は東京からたくさんの人を引き連れて現れて、彼が『サイレント・ヒル』と呼ばれるゲームで取り組んでいたことを見せてくれたんです。見せてくれたものに圧倒されましたよ。それで、「イエス、やりましょう」って言ったんです。それは『ミズ・パックマン』のようなものではなく、非常にリアルで、未来的で、複雑で美しく、完全に圧倒されてしまいました。

小島秀夫監督は過去に「自分が一番信頼している人たちとゲームを作りたい」と発言している。「イエス」から始まったノーマン・リーダスと小島秀夫監督のタッグ。『デス・ストランディング2』での復活を楽しみに待とう。

ゲーム『デス・ストランディング』はPS5のディレクターズ・カット版が発売中。

Source
LEO Edit

『デス・ストランディング』で豪華俳優陣が起用された理由はこちらの記事で。

『デス・ストランディング』に出演した俳優の詳細はこちらから。

小島秀夫監督が語ったゲームの未来についてはこちらから。

小島秀夫監督が語ったゲームが持つ特質はこちらから。

 

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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