『サイバーパンク 2077』中国のSNSでもトレンド入り SFゲームも中国市場が鍵に | VG+ (バゴプラ)

『サイバーパンク 2077』中国のSNSでもトレンド入り SFゲームも中国市場が鍵に

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『サイバーパンク 2077』中国でもトレンド入り

2020年12月10日(木)に世界同時発売となったゲーム『サイバーパンク 2077』は、中国でも人気を集めている。現在『サイバーパンク 2077』は、多くのバグやパフォーマンスの問題が発覚したため販売中止となり、返金を受け付けている。一方で、『サイバーパンク 2077』が発売されてからの数日間で分かったこともある。中国のCaixin Globalが報じたところによると、『赛博朋克2077』の中題で中国で発売された『サイバーパンク 2077』は、中国のソーシャルメディア上でトレンド入りを果たしたという。

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12月19日時点での微博 (Weibo) におけるハッシュタグ「#cyberpunk2077#」の閲覧回数は実に10億回以上、更にレビューの80%が高評価となっている。『サイバーパンク 2077』はポーランドのCD Projektが開発したゲームだが、同記事では「ポーランドの開発会社は中国市場向けのマーケティング戦略が成功の鍵を握っていると考えている」と分析している。

『サイバーパンク 2077』はCD Projektが初めて中国の市場に挑戦した作品で、中国の市場にローカライズした戦略が功を奏しているようだ。その要因の一つとして挙げられているのが、吹き替えのクオリティだ。同記事では、セリフの中国語翻訳も吹き替え自体のクオリティも非常に高く、「しっくりきている」というSNS上のゲーマーのコメントが紹介されている。

中国のゲーム市場は急速な成長を遂げており、テンセント (騰訊) が発表したレポートによると、2019年の中国ゲーム市場の売上高は約2,300億元 (約3兆6,340億円)。11月に開催された中国SF大会では、2019年のSFゲーム市場が430億元 (約6,721億円) の規模に達していることが発表されている。これは、1兆円規模に達した中国のSF市場の7割近くを占める数字で、特に『PUBG』の中国版である『Game for Peace』の人気が際立っていた。

『サイバーパンク 2077』を手がけたCD Projektは、中国市場向けのマーケティングに力を入れ、「成功の鍵」を手中に収めたとも言える。SF映画界においては中国市場は米国と並ぶ巨大なマーケットとして認識されるようになったが、SFゲームにおいては同作が試金石となるのだろうか。あとは、バグとパフォーマンスの改善を終えて、具体的な数字があがってくるのを待つだけだ。

Source
Caixin Global

VG+編集部

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