『アンブレラ・アカデミー』シーズン2のメイキング公開
Netflixの人気SFドラマ『アンブレラ・アカデミー』のシーズン2からメイキング映像が公開された。今回映像を公開したのは、ドイツのVFX制作会社のピクソモンド (Pixomondo)。ドラマ『ウエストワールド』『ザ・ボーイズ』『マンダロリアン』などを手掛けており、SFドラマではおなじみの存在だ。
『アンブレラ・アカデミー』といえば、スーパーパワーを持った7人の姉妹・兄弟による異能力バトルが見どころの一つ。さぞかしCGシーンはド派手なものばかりなのかと思いきや、思いがけない場面でふんだんにCGが使用されている。
ナンバーシックスが美容室の中をドア越しに覗き込むシーンでは、カメラが外から中に入っていけるようにガラスのドアをCGで合成。街の通りがドアに反射して見える丁寧な仕事ぶりだ。ナンバーフォーがバスの屋上に乗っているシーンもスタジオで撮影された合成映像。落ちてくるレンガや飛び散る木片など、実際の大道具を使うと危険な素材もCGで賄われている。最後のシーンに至ってはナンバーワン自体が合成になっている。
ピクソモンドのVFX制作チームは、作品の魅力を増しながら、大道具の制作スタッフや俳優の負担を軽減するプロフェッショナルなチームだ。ピクソモンドは中国史上最大のSF映画『流転の地球』でVFXを手掛けたことでも知られる。『流転の地球』のVFXメイキングは以下の記事からチェックできる。
また、Netflix公式YouTubeチャンネルも、VFXアーティストのエヴェレット・バレルが解説する『アンブレラ・アカデミー』シーズン2のVFXメイキング映像を公開している。
(シーズン2を未見の方はネタバレが含まれるので注意)
Netflixドラマ『アンブレラ・アカデミー』は、ダークホースコミックスの原作コミックを実写化した作品。シーズン1は配信開始から約1ヶ月で4,500万回視聴され、全米第一位の人気作品となった。2020年7月末には、待望のシーズン2が配信を開始している。