『シー・ハルク:ザ・アトーニー』は木曜配信に
2022年8月17日(水)配信開始とアナウンスされていたMCUドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』が8月18日(木)の配信となることが、米時間8月3日(水)にアナウンスされた。MCUドラマは第1弾の『ワンダヴィジョン』(2021)と『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(2021)が金曜日に配信された後、ドラマ『ロキ』(2021) からは毎週水曜配信となっていた。
『ロキ』以降は、MCU作品のみならず、「スター・ウォーズ」アニメの『バッド・バッチ』(2021-)やドラマ『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』(2021-2022)など、全てのDisney+オリジナル作品が水曜配信となっていた。これはロキ役のトム・ヒドルストンが発表した「Wednesdays are new Fridays(水曜日は新しい金曜日)」という標語のもと、金曜日の劇場における映画公開との競合を避ける目的で実施されたものだった。
今回、ドラマ『シー・ハルク』はDisney+のオリジナル作品では初の木曜日公開の作品となることが明らかになった。米Marvel公式は今回の発表に「水曜日は前のシーズンの話」としている。配信開始二週間前の唐突な発表となったが、その裏には「スター・ウォーズ」シリーズのDisney+オリジナル作品との競合を避ける狙いが透けて見える。
『シー・ハルク』の前のMCUドラマ作品は『ミズ・マーベル』だが、同作は2022年6月8日(水)に配信を開始。こちらは、同じく水曜日に最新話が更新される「スター・ウォーズ」ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』と同じタイミングでの配信となり、どちらから見るか悩まされたSFファンも多かったはずだ。
これと同じ問題が『シー・ハルク』にも存在していた。「スター・ウォーズ」ドラマ最新作の『キャシアン・アンドー』が9月21日(水)から配信を開始するためである。『シー・ハルク』が本来の水曜配信であれば、全9話で構成される『シー・ハルク』の内、第7話から最終話の第9話までが『キャシアン・アンドー』の配信と同日になる見込みだった。『シー・ハルク』が木曜配信に変更になったことで、MCUと「スター・ウォーズ」の競合は避けられる見込みとなった。
2021年もMCUは、一年の内の3作目、夏の配信作品である『ロキ』から配信曜日を変更した。ドラマ『シー・ハルク』以降の配信曜日がどうなるのかは不明だが、ファンとしては配信日が分散するのはありがたい。
ドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』は2021年8月18日(木) 配信開始。
MCU作品では短編シリーズの『アイ・アム・グルート』が2022年8月10日(水)より配信される。こちらは短編シリーズということで全5話が一挙配信される。
「スター・ウォーズ」ドラマ『キャシアン・アンドー』の公式予告はこちらから。
脚本家が語った『シー・ハルク』の見どころはこちらから。
『シー・ハルク』本予告の解説はこちらの記事で。