アニメ『ダンジョン飯』第18話 感想&考察 ライオスはパーティーの仲間をどう見ている? ネタバレ解説 | VG+ (バゴプラ)

アニメ『ダンジョン飯』第18話 感想&考察 ライオスはパーティーの仲間をどう見ている? ネタバレ解説

©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

アニメ『ダンジョン飯』は新たな階層へ!

アニメ『ダンジョン飯』では、シュローとの衝突により、ライオスが人間関係を見つめ直すことになった。そこを襲撃してくるキメラ化したファリン。ライオスは妹であるファリンを救い出すため、狂乱の魔術師シスルを倒すという大見得を切ることになる。果たしてライオスは狂乱の魔術師シスルを倒す秘策を持っているのだろうか。そしてアニメ『ダンジョン飯』第18話「シェイプシフター」ではライオスの人間関係が深掘りされると考察できる。

本記事ではアニメ『ダンジョン飯』第18話「シェイプシフター」について感想と考察、解説を述べていこう。なお、本記事はアニメ『ダンジョン飯』第18話「シェイプシフター」のネタバレを含むため、本編視聴後に読んでいただけると幸いである。

ネタバレ注意
以下の内容は、アニメ『ダンジョン飯』の内容に関するネタバレを含みます。

アニメ『ダンジョン飯』第18話にて第6階層到着

狂乱の魔術師シスルの狙い

かつて炎竜〈レッドドラゴン〉に襲われた蒸し暑いはずの第6階層は極寒の階層となっており、雪でキメラと化したファリンの血が消えかかっていた。雪をかき分け、ドワーフの作った水路が元になった第6階層を進むライオスのパーティー。

そこでライオスは生ける絵画の中でのフリナグ・メリニ王の暗殺と、それによって息子のデルガル・メリニ王への警護厳しくした結果、狂乱の魔術師シスルはダンジョンを生み出したのではないかという考察を話す。しかし、デルガル・メリニ王はダンジョンの攻略を地上に頼むと塵となって消えた男だ。狂乱の魔術師シスルはデルガル・メリニ王に執着しているが、デルガル・メリニ王はもう生きてはいない。

デルガル・メリニ王の即位や、黄金の都があった時代を考慮すると、狂乱の魔術師シスルの年齢が1000年近いという考察が立てられるがそれには無理がある。太古のエルフよりも現代のエルフは短命で500年程度しか生きられない。狂乱の魔術師シスルは、年齢という点でも常軌を逸している存在なのだ。

変身妖怪〈シェイプシフター〉

そのような話をしていると、吹雪がライオスのパーティーを襲い、4人は視界がホワイトアウトする。はぐれないように手を繋いで進むが、それでも散り散りになってしまいそうだ。一度、横穴の牢獄跡に避難するが、パーティーのメンバーが分身して増えていた。ライオスはこれをシェイプシフターによるものだと考察する。

シェイプシフターは生き物の思考を読んで、記憶の中の姿を生み出す。それにより、パーティーメンバーが相手をどう見ているのかが明らかになるのがシェイプシフターであり、ある意味ではパーティーの解散の引き金になりかねない魔物だと考察できる。

記憶の曖昧さから、少しずつパーティーメンバーの正体を区別していく。例えばマルシルの記憶の中のライオスはファリンに似ている、ハーフフットであるチルチャックはドワーフのセンシを大人っぽく感じている、ライオスは人間に対して興味がなく、人間関係に苦手意識があるため、装備などが曖昧なところが多いなどが解説されている。ライオスは信頼回復のために偽物を見分けると言い張るが、他のメンバーは信頼していなかった。

チルチャックは目つきが良い方と悪い方、マルシルは決意が固い方と固まっていない方、センシはかっこいい方と間抜けっぽい方などとライオスは見分けていく。ライオスの考察を他のパーティーメンバーは信用していない。ライオスはそこまで考慮しており、様々なシェイプシフターの中からどれがシェイプシフターか考察をしていた。

ライオスの特技と人間観察

そこでライオスの妙技が光る。ファリンが魔法学校時代に自慢していたライオスの長所、それは犬の鳴き真似が非常に上手いということだった。ライオスはこのシェイプシフターが肉食獣型のシェイプシフターと判断して犬の鳴き真似で対抗した。その先にいたのはタヌキやキツネに似たシェイプシフターであり、ライオスは犬の役に入り込み過ぎてそのまま飛び掛かった。

シェイプシフターをマルシルが爆破魔法で退治した後、ライオスは魔物との距離感からシェイプシフターが誰かを考察したと解説する。まず、目つきの良いチルチャックは木箱の上に座ったことがヒントとなった。ミミックを嫌うチルチャックが、ミミックがいるような木箱の上に座るはずがない。

センシについては生態系を重んじるはずのセンシが卵をありったけかき集めたというところに引っかかっていた。マルシルに関しては以前、茹で汁を捨てて水の精霊ウンディーネに襲われたのに同じミスを犯していた。そのうかつさが本物のマルシルらしいと考察したのだ。皮肉にも目つきの悪いチルチャック、間抜けなセンシ、決意の固まっていないマルシルが本物だった。

完成したデザートを食べようとしたとき、米や茶葉が盗まれていることに気が付く。その痕跡を追っていたとき、マルシルが人質にとられる。そこでマルシルを人質にとったのは、シュローのパーティーから足抜けした忍者のイヅツミだった。これにより、ライオスのパーティーに新しい風が吹き込むことになる。

本日のレシピ

5階層の思い出ピラフ

1. コカトリスの蛇側の胸肉の皮を剥ぐ。
2. コカトリスの蛇側の胸肉、マンドレイク、茸といった具を1㎝角に切る。
3. 具と米を弱火で炒め、味付けをする。

5階層丸ごとピカタ

1. コカトリスの蛇側の胸肉の皮を剥ぐ。
2. ハーピーの卵を溶き、調味料と合わせる。
3. コカトリスの蛇側の胸肉を説いた卵にくぐらせ、フライパンで焼く。

スイートドライアド

1. ドライアドの実の皮をざっくり落とし、小さく切る。
2. ドライアドの実を茹でる。
3. 箸が通るほど柔らかくなったら湯から引き上げる。
4. 調味料と混ぜて潰す。
5. ハーピーの卵黄を塗って焼く。

第18話の感想と新キャラクター「イヅツミ」が登場する第19話

アニメ『ダンジョン飯』第18話「シェイプシフター」では、パーティーのメンバーが各々をどのように見ているのかが考察できる興味深いエピソードとなった。そして、人間関係を苦手としていたライオスが、魔物との距離感を通してパーティーメンバーをしっかりと見ているということが明らかになり、紆余曲折はあったものの、パーティーメンバーとの関係修復に繋がるエピソードにもなった。

第19話ではシュローのパーティーから足抜けしてきた忍者イヅツミが登場し、パーティーに加わると考察できる。人間関係を築くのが苦手なライオスはイヅツミと良好な関係を気付けるのだろうか。そして、新キャラクターの加入によってライオスのパーティーはどのようになるのだろうか。今後のライオスのパーティーに注目していきたい。

アニメ『ダンジョン飯』第18話「シェイプシフター」は2024年5月2日(木)22:30より放送と配信が開始。

『ダンジョン飯』公式サイト

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アニメ『ダンジョン飯』第1話「水炊き/タルト」のネタバレ感想と考察はこちらから。

アニメ『ダンジョン飯』第19話「山姥/夢魔」のネタバレ感想と考察はこちらから。

アニメ版『ダンジョン飯』のオープニングのBUMP OF CHICKENの新曲「Sleep Walking Orchestra」と主要キャストはこちらから。

アニメ版『ダンジョン飯』のエンディングの緑黄色社会の新曲「Party!!」と追加キャストはこちらから。

鯨ヶ岬 勇士

1998生まれのZ世代。好きだった映画鑑賞やドラマ鑑賞が高じ、その国の政治問題や差別問題に興味を持つようになり、それらのニュースを追うようになる。趣味は細々と小説を書くこと。
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