第1話から第3話を再構成した特別編を劇場で先行公開
2023年9月15日(日)に発売された漫画雑誌『ハルタ』で、その9年半の歴史に幕を下ろした九井諒子原作漫画『ダンジョン飯』(2014-2023)。アニメ版「グリッドマン」シリーズをてがけたTRIGGERが『ダンジョン飯』をアニメ化することが2023年5月25日(土)にティザーPVと共に発表された。そして主題歌がBUMP OF CKICKEN「Sleep Walking Orchestra」になることが決定し、そのフル音源が劇中で流れる特別編が2023年12月8日(金)より劇場公開される。
『ダンジョン飯』は古典的なRPGゲームのダンジョン攻略要素に加え、ダンジョン内のモンスターの生態がリアリティかつ緻密に設定されており、料理のレシピも再現できそうなほどのリアリティを誇っている。その完成度からスタジオジブリで宮﨑吾郎監督のもとでアニメ化が企画されたほどだ。その緻密な設定の中で繰り広げられるグルメ要素と冒険が魅力の作品だ。
2024年1月からの放送と配信を前に、第1話から第3話を再構成し、1つのエピソードとしてまとめた特別編が2023年12月8日より劇場で先行公開されることになった。そして、2024年1月からは連続2クールでの放映とNetflixなどでの各種配信が決定した。
個性豊かな仲間たちと危険とグルメに満ちた冒険へ
ティザーPVでは主人公の剣士ライオス・トーデンを『アイドルマスター SideM』(2014-2023)の握野英雄役の熊谷健太郎、魔法使いのハーフエルフのマルシル・ドナトーを『甲鉄城のカバネリ』(2016)の無名役の千本木彩花、宝箱の解錠などを得意とするハーフフットのチルチャック・ティムズを『パズドラ』(2018-)の明石タイガ役の泊明日菜、料理が得意なドワーフのセンシを舞台からアニメ、洋画吹替と幅広く活躍する中博史が演じることが発表されていた。
既に第1話と第2話の先行上映は海外やイベントなどで行なわれていたが、2023年10月5日に公開されたPV第1弾で、公式から追加キャストと主題歌が特別イベント以外で初めて発表された形になる。新キャストで兄を救うためにレッドドラゴンに食べられてしまい、彼女を救うためにダンジョンに再び潜るというきっかけを生んだライオス・トーデンの妹の魔術師のファリン・トーデンを、『SPY×FAMILY』のヨル・フォージャー役の早見沙織が演じることになった。
他にもかつてのパーティーメンバーのドワーフの戦士のナマリを「ぷよぷよ」シリーズのラグナスの三木晶、同じくかつてのパーティーメンバーで別の方法でファリン・トーデンを救おうとするシュローこと半本俊朗を「NARUTO -ナルト」シリーズの油女シノ役の川田紳司が担当することも発表された。
オープニングの主題歌には「天体観測」(2001)など数多くの名曲を世に送り出してきたBUMP OF CKICKENが担当することが発表されており、PV第1弾で『ダンジョン飯』の主題歌となる「Sleep Walking Orchestra」が一部公開された。フルバージョンは劇場で公開される特別編で初解禁となる。
ライオスのパーティの負けず劣らずの個性豊かな豪華スタッフ
TRIGGERが制作することになった『ダンジョン飯』だが、その魔物を食べることに興味津々で好奇心旺盛かつ変わり者の主人公であるライオス・トーデンの物語を渡辺信一郎監督からは「ボンクラ主人公を書かせたら世界一」と評される脚本家のうえのきみこが書き、キャラクターデザインは『SSSS.GRIDMAN』の作画監督や『BNA ビー・エヌ・エー』(2020)の総作画監督を務めた竹田直樹が担当する。
音楽は「イナズマイレブン」シリーズなどの数多くのゲーム音楽を手掛け、プロキオン・スタジオやインディーズレーベルのスレイベルズを立ち上げた光田康典が務めることも発表された。監督を務めるのは『SSSS.DYNAZENON』で助監督を務め、多くのTRIGGER作品に携わってきた宮島善博監督だ。
このような豪華キャストと豪華スタッフによって描かれることになったアニメ版『ダンジョン飯』の世界。2023年12月8日(金)の先行上映と2024年1月の放送に期待していきたい。
アニメ『ダンジョン飯』は2023年12月8日(金)より特別編が劇場で先行上映。2024年1月から本編が連続2クール放送開始。Netflixほか各配信サイトにて順次配信予定。
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