SNSとの付き合い方は? SF作家ジョン・スコルジーが執筆ルーティンを公開。VG+ (バゴプラ) | VG+ (バゴプラ)

SNSとの付き合い方は? SF作家ジョン・スコルジーが執筆ルーティンを公開。

SNSとの向き合い方は?

あなたが文章を書く時、その作業の妨げになるものといえば何だろう。それはSNS、多くの場合はTwitterではないだろうか。なんとなく執筆の途中にTwitterを開き、タイムラインを追っている内にあっという間に時間が過ぎている……気になるトピックと出会い、気づけば原稿の内容ではなく投稿の内容を考えている……そんなことは日常茶飯事、物書きにとっての“あるある”だ。

一方で、SNSによって世界を知り、他者とコミュニケーションを取ることも重要なことだ。コロナ禍において政府からの外出自粛の“要請”が続く間は、情報を得て他者とつながることができるSNSは貴重な存在になる。

ジョン・スコルジーのルーティンに学ぶ

では、有名SF作家はSNSとどのように上手く付き合っているのだろうか。

ジョン・スコルジーは『老人と宇宙』(2005)の著者として知られ、『レッドスーツ』(2013) でヒューゴー賞を受賞した一流作家。一方で、Twitter上では日々ユニークなツイートを投稿している他、トランプ政権やレイシストやセクシストが起こした事件への批判も緩めない。ファンとの交流も積極的に行い、約18万人ものフォロワーを抱えている (2020年5月11日現在)。毎日更新されているブログ「Whatever」も人気だ。

一体いつ執筆しているのかと思えるほど多忙に見えるが、米Inverseのインタビュー企画に登場したSF作家のジョン・スコルジーは、その“執筆ルーティン”を明らかにしている。

読者からの「執筆前の儀式はありますか?」という質問に、「Twitterを4週間」とジョークをかましてから、以下のように回答した。

書き始めるまでが、私にとって最大の難関なんです。書き始めようとした時に「待って、これSNSで議論できるな」っていうことが浮かんでくるんです。でも今はかなり長期の執筆契約があって、スケジュール通りにやらないといけません。

 

そこで、執筆前にやっているのは、「Freedom」というアプリを開くことです。このアプリは全てのSNSをブロックしてくれるので、TwitterもFacebookも読むことができなくなります。ニュースも読めませんし、もう書く以外できることがなくなるんです。

自分が“気が散らずに済むようにしてくれるベビーシッターみたいなアプリを必要とする人間”だとは思いたくないんですが、実際にはそうみたいなんです。

 

ですので、私の“執筆前の儀式”は、SNSとニュースを締め出すことです。朝8時からお昼の12時まで締め出して、午後からはメールに返信したり、ニュースを観てどんな酷いことが起きているかをチェックしたりして、それからインターネットでみんなと議論するんです。

執筆が立て込んだ時や、忙しい時期にSNSを開かないようにする人もいるだろう。ジョン・スコルジーの場合はアプリの手を借りつつ、一日の中で“Twitter断ち”をする時間を明確に決めて活動することで、執筆業とSNSでの発信を両立しているのだ。

SNSと執筆業の両立、自力でバランスを取ることは困難にも思える。インプットとアウトプットのバランス調整とタイムマネジメントに工夫は必須だが、皆さんはどのようなルーティンを採用されているだろうか。

ジョン・スコルジーの『老人と宇宙』『レッドスーツ』他は早川書房から発売中。

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Source
Inverse

齋藤 隼飛

1991年生まれ。
社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。
編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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