『メカ・サムライ・エンパイア』作中ゲームのテーマ曲が登場!?
川田宏行が「キャット・オデッセイ」のテーマを制作!
『大乱闘スマッシュ・ブラザーズ』シリーズ等で作曲・編曲を手がける川田宏行が、ピーター・トライアスによる歴史改変SF小説『メカ・サムライ・エンパイア』(2018)のトリビュート曲を発表した。曲名は「theme from Cat Odyssey inspired by “Mecha Samurai Empire”」で、『メカ・サムライ・エンパイア』に登場するゲーム「キャット・オデッセイ」のテーマ曲となっている。同曲は、川田宏行のScoundCloudで試聴できる。
トリビュートが現実に
『メカ・サムライ・エンパイア』作者のピーター・トライアスは、自身のTwitterで、川田宏行へのトリビュートとして作中に作曲家の“河田”を登場させていたことを紹介。
『メカ・サムライ・エンパイア』でゲーム『キャット・オデッセイ』の曲を手掛けている作曲家『河田』はゲーム『スマブラ』などの作・編曲家、川田宏行さん@_hiro_kawa_へのトリビュートです。このたび本物の川田さんが『キャット・オデッセイ』の曲を作ってくださいました。https://t.co/VC0n0Ch7yU pic.twitter.com/kotUaOL2rC
— Peter Tieryas (@TieryasXu) 2019年1月24日
劇中では、この“河田”は「キャット・オデッセイ」の作曲を手がけている。今回、川田宏行が実際に「キャット・オデッセイ」のテーマ曲を制作したことで、ピーター・トライアスが仕掛けたトリビュートが現実のものになったのだ。川田宏行も、自身がカメオ出演した『メカ・サムライ・エンパイア』を「特別な作品」と述べている。
『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』の大ファンである私を『メカ・サムライ・エンパイア』に作曲家役でカメオ出演させてくださる、と伺った時の驚きと喜びを忘れることはできません!!
素敵なおはからいに大感謝大感激です!!どうも有難うございました、ピーターさん!!!😃😃😃— 川田宏行@TGMS2019新アルバム頒布♬ (@_hiro_kawa_) 2019年1月24日
川田宏行は3rdミニアルバム『oto no ha – オトノハ -』を発表
川田宏行は、言わずと知れた有名ゲームミュージッククリエイターだ。ナムコ、バンダイナムコゲームス、バンダイナムコスタジオでゲーム音楽を手がけ、2015年に独立。近年では、2018年に発売された『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の音楽を手がけている。2019年には3rdミニアルバム『oto no ha – オトノハ -』を発表。2月23日(土)に開催される東京ゲーム音楽ショー (大田区産業プラザPiO) で先行発売される。「theme from Cat Odyssey inspired by “Mecha Samurai Empire”」も同アルバムに収録されている。
個性豊かなキャラクターを描いた『メカ・サムライ・エンパイア』
『メカ・サムライ・エンパイア』は、ピーター・トライアスによる歴史改変SF「USJ」シリーズの第二弾。同シリーズでは、第二次世界大戦で日本とナチスが勝利を収めた世界のアメリカを舞台に、個性豊かなキャラクター達が人種の違いや歴史、圧政に翻弄されながらも、それらを乗り越えていこうと奮闘する姿が描かれている。第一弾の『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』(2016)は日本を含む8ヶ国以上で出版され、第48回星雲賞海外部門を受賞した。
国を超えた活発なコラボレーション
ピーター・トライアスは、兼ねてから日本のクリエイター達と活発に交流を行なっている。2018年10月には、「メタルギア ソリッド」シリーズなどで知られる小島監督の作品への熱い想いを語った。
また、同年末には、VG+編集部にも、ピーター・トライアス本人より、ウメグラフィックスこと梅野隆児 @umegrafix がデザインしたカードのギフトが届いている。
『USJ』『メカ・サムライ・エンパイア』の著者、ピーター・トライアスさん @TieryasXu より、VG+編集部にカードのプレゼントが届きました!
ウメグラフィックスこと梅野隆児さん @umegrafix がデザインしたカードと、小島秀夫監督 @Kojima_Hideo による推薦文のカードです。
Thank you very much😂😂😂 pic.twitter.com/HFgj7LXSJG— VG+ (@virtualgoriplus) 2018年11月26日
国や業種を超えて活発なコラボレーションを見せるピーター・トライアス。今後の更なる展開に期待しよう。
Source
Peter Tieryas Twitter