『かぐやSFアンソロジー(仮)』先行予約受付中
バゴプラの主催する新しいSFレーベル Kaguya Books から、過去二回のかぐやSFコンテストの受賞者と最終候補者の新作SFアンソロジー『かぐやSFアンソロジー(仮)』を刊行します。現在、クラウドファンディングにて先行予約を受付中。新しいSFレーベルの誕生に応援をよろしくお願いいたします。
『かぐやSFアンソロジー(仮)』は受賞者と最終候補者の新作に加えて、かぐやSFコンテストの選外佳作執筆者を対象とした公募作品を5本収録します。珠玉の短編小説が25本収録された『かぐやSFアンソロジー(仮)』お楽しみに!
『かぐやSFアンソロジー(仮)』の公募参加者は5名!
『かぐやSFアンソロジー(仮)』に公募から参加する執筆者は以下の5名です。
- 赤坂パトリシアさん
- 稲田一声さん
- 巨大健造さん
- 淡中圏さん
- 原里実さん
赤坂パトリシアさんはイングランド在住。イギリスの文化や歴史に関わる分野の博士号を取得しています。2020年にカクヨムで連載していた『ネコばあさんの家に魔女が来た』をKADOKAWAから刊行しました。
またオンラインSF誌Kaguya Planetに言語SF「Linguicide,[n.]言語消滅」を掲載しています。
2022年にはイギリスの歴史掌編オンライン専門誌FlashBack Fictionに「Haori」を、イギリスの幻想掌編・SFオンライン専門誌Fudoki Magazineに「The Pocket」を、アメリカのSFオンライン誌Strange Horizonsに「Annunciation」を掲載するなど、英語での執筆活動をしています。
稲田一声さんはゲンロン 大森望 SF創作講座の第4期受講生です。「おねえちゃんのハンマースペース」が第4回ゲンロンSF新人賞 東浩紀賞を受賞しました。ゲンロンSF創作講座の元受講生が講座を応援するポッドキャスト番組、ダールグレンラジオのメインパーソナリティを遠野よあけさんと共に務めました。
また、ゲンロン 大森望 SF創作講座の修了生を中心としたSF文芸誌『Sci-Fire 2021』、超短編小説アンソロジー『てのひらのうた』(紅坂紫編)、犬と街灯の谷脇クリタさんが主催する「島アンソロジー」、ゲンロン 大森望 SF創作講座第5期生メンバーを中心に作成された同人誌『5G』など、たくさんの同人誌に小説を寄稿しています。2021年には第12回創元SF短編賞で「サブスクを食べる幽霊たち」が最終候補作品に選出されています。
巨大健造さんは、SF的文芸によって重力からの開放を目論む秘密結社、反-重力連盟のメンバーとしてSFアンソロジー『圏外通信』を発行しています。また、『カモガワGブックスVol.3 〈未来の文学〉完結記念号』に〈未来の文学〉トリビュートとして「ピンチベック」を寄稿しています。
淡中圏さんは1983年生まれ。名古屋大学の多元数理科学研究科と 情報科学研究科の大学院生が中心となって結成された数学同人サークル The Dark Side of Forcing に所属し、同人誌『The Dark Side of Forcing』を刊行しています。自身のWebページ「淡中圏の脳髄(永遠に工事中)」に小説やウェブ・アプリケーション作品をアップしています。
原里実さんはCINRAの編集者です。2014年には「タニグチくん」が第20回三田文学新人賞佳作を受賞し、2016年には「レプリカ」が第三回文学金魚新人賞 辻原登奨励小説賞を受賞しました。2018年には両作を収録した短編集『佐藤くん、大好き』(金魚プレス日本版)を刊行しています。
ゲンロン 大森望SF創作講座の第5期生でもあります。2021年には、「A Family of Plants」(邦題:植物家族) がアメリカの文学誌World Literature Todayに、第一回かぐやSFコンテストで選外佳作に選出された「Eternal Children」(邦題:永遠の子どもたち) が英語誌のAsymptoteに掲載されました。翻訳はいずれもKamei Toshiyaさんです。Kaguya Planetに「ひかる水辺のものたち」を掲載しています。
日本SF作家クラブ×バゴプラによるオンラインイベント
4,000字以内のSF小説コンテスト「かぐやSFコンテスト」を開催してきたバゴプラと、10,000字以内で同じ書き出しを共有する「日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」を開催した日本SF作家クラブが、ウェブ上で開催されるSF掌編コンテストの未来について考えます。
本イベントには、日本SF作家クラブから会長の池澤春菜さん、作家の長谷敏司さん、門田充宏さんが、バゴプラからは経営部門を担当する齋藤隼飛と、クリエイティブ部門を担当する井上彼方が出演します。ウェブの小説コンテストはどうあるべきなのか、持続可能なコンテスト運営、読み手・書き手・運営の三者にとって望ましい形とは……コンテスト運営に携わってきたそれぞれの立場でトークを行います。
主催:バゴプラ 共催:日本SF作家クラブ
日時:3月25日(金) 21:00〜22:30
参加方法:Zoom配信、イベント当日までに配信URLをお送りします(配信から1週間はアーカイブが視聴可)。
チケット:Peatix