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ケミカル・ブラザーズ最新MVは『エクス・マキナ』『アイ, ロボット』を思わせるSF作品に 自由を求めてロボット達が…

ケミカル・ブラザーズの最新MVはSF!

ロボット達がとった行動は…

イギリスの伝説的ダンスミュージックデュオ、ケミカル・ブラザーズが最新曲「Free Yourself」のミュージックビデオを公開した。「Free yourself / help to fee me / free us」と歌われるこの曲のMVのコンセプトとなったのは、自由を求めるロボットたち。ロボ・フォース社 (ROBO FORCE) の倉庫で眠るロボット達が次々と立ち上がり、人間に立ち向かう……のではなく、踊り出すという斬新な設定となっている。

台頭する“ロボット側の物語”

意志を持ったロボット達が自由を求めて人間に反旗をひるがえすという設定は、近年多く見られる人気コンテンツとなった。ドラマ『ウエストワールド』(2016-)や、ゲーム『デトロイト ビカム ヒューマン』(2018)などで、アンドロイド側からのストーリーが語られたことは記憶に新しい。
「Free Yourself」のMVでも、冒頭、ロボットに仕事を奪われた (あるいは奪われることを危惧している) 人々が、ロボ・フォース社に務める警備員に抗議活動を行っている様子が収められている。この作品でも、ロボットに対する抑圧が彼らの原動力となっているようだ。

『アイ, ロボット』『エクス・マキナ』を思わせる不気味さ

一方で、「Free Yourself」に登場するロボットは、近年のSF作品におけるアンドロイドのような“人間味”を持ったものではなく、どこか懐かしい雰囲気のある不気味さを漂わせる。顔面だけが人間の姿をしているデザインは、アレックス・ガーランド監督によるイギリス映画『エクス・マキナ』(2015)を思い出させる。むき出しの配線と無表情さは、アイザック・アシモフの『われはロボット』(1950)を原作としたウィル・スミス主演映画『アイ, ロボット』(2004)を想起させる一方で、VFXの質感からは、『チャッピー』(2015)のニール・ブロムカンプ監督が立ち上げたオーツ・スタジオっぽさも感じられる。

VFXを手がけたのはイギリスのThe Mill

このVFXを担当したスタジオは、ロンドンに拠点を置くThe Mill。これまでに、企業CMや有名アーティストのMVをはじめ、数の多くの映像制作を手がけている。『ファイナルファンタジー15:新たなる王国』(2017)や、『MARVEL ストライクフォース』(2018)のプロモーションビデオを手がけたのもThe Millだ。

今回公開されたケミカル・ブラザーズ「Free Yourself」のMVでは、エンディングクレジットの後に意外な“オチ”も付いている。ただ“踊らせろ”と要求し、真の“ロボットダンス”を披露する、そんなロボットの反乱があってもいいかも?

screenshot on YouTube

なお、ケミカル・ブラザーズは通算9枚目のアルバムとなる『No Geography』を2019年春にリリースすることを発表した。イギリス、アメリカ、メキシコでのツアー日程も公開されている。ケミカル・ブラザーズのファンの方は、こちらも要チェックだ。

– Thumbnail –
via: The Chemical Brothers YouTube

VG+編集部

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