実写版『ムーラン』公開へ
ディズニー最新作『ムーラン』が近日公開される。1998年に発表された同名アニメ映画の実写版で、ニキ・カーロ監督が指揮をとり、中国系アメリカ人俳優のリウ・イーフェイが主人公ムーランを演じる。
男と偽り、足の不自由な父の代わりに兵士となったムーラン🔥
部隊の厳しい訓練を重ねる中で、次第に頭角を現していく⚔
真実を隠し、兵士として闘うことになるムーランを待ち受ける運命は…❓劇場でチェック👀✨
🏹『#実写ムーラン』🏯
🎬 5/22(金)公開❗️ pic.twitter.com/N5k8IY8TWb— ディズニー・スタジオ (@disneystudiojp) March 9, 2020
近年、ディズニースタジオは『ダンボ』『ライオンキング』『アラジン』といったクラシックアニメを次々と実写映画化している。『ムーラン』がどのように生まれ変わるのかにも注目が集まっている。
あらすじと注目ポイントは以下の記事をご覧いただきたい。
出演する俳優陣は以下の記事に詳しい。
実写版『ムーラン』主題歌は?
今回は、『ムーラン』で生まれ変わった音楽に注目してみよう。英語版『ムーラン』の主題歌を担当するのは、シンガーのクリスティーナ・アギレラ。クリスティーナ・アギレラはアニメ版『ムーラン』でも主題歌の「リフレクション (原題: Reflection)」を歌っている。
実は、「リフレクション」はクリスティーナ・アギレラにとっては特別な楽曲。この歌は1998年に発表されているが、クリスティーナ・アギレラにとってはメジャーデビュー前のこと。「リフレクション」の発表とともにRCAレコードとの契約を勝ち取り、1999年にデビューアルバム『クリスティーナ・アギレラ』の発売にこぎつけたのだ。
22年ぶりに再度「リフレクション」を歌うことになったクリスティーナ・アギレラは、発表したコメントの中で、以下のように話している。
『ムーラン』という映画と「リフレクション」という曲は、私が最初に契約を獲得した時期と重なります。パワーとメッセージにあふれたこの驚くべき映画にカムバックできるのは素晴らしいことです。そのメッセージというのは、自分に忠実であること、ありのままであること、そしていかに恐怖を克服するかという試練に関するものです。
なお、クリスティーナ・アギレラは実写版『ムーラン』のサントラに収録される新曲「Loyal Brave True」も公開している。こちらの曲では、「鎧を脱いだ時、自分は何者なのか」と問われ、「誠実で勇敢でありのままであることの難しさ」について歌われている。
日本版主題歌は城南海
実は、クリスティーナ・アギレラは、メジャーデビュー前には日本でも活動していたことでも知られる。そして、その日本で主題歌を担当することになったのは城南海。3月11日には日本語版「リフレクション」のミュージックビデオが公開されている。
『ムーラン』日本版主題歌
「リフレクション」MV解禁✨愛する家族のために、男と偽り闘うムーランの葛藤を描いたこの曲を、切なく、そして壮大に歌い上げるのは、城南海さん🎤
さらに、日本版の訳詞も担当❗️ムーランの想いを表現した歌声と歌詞に注目👀https://t.co/NzEM1G6HEF#実写ムーラン pic.twitter.com/6ciTG4kdaK
— ディズニー・スタジオ (@disneystudiojp) March 11, 2020
原曲と同じく、「素顔の私 見せたい」「私を生きる いつの日か」と、大切な人を守るために本当の自分を隠して戦う主人公ムーランの心情が歌われている。城南海は、この詩の翻訳も手掛けている。鹿児島県、奄美大島出身の城南海は、島唄 (奄美で歌われる民謡) を歌っており、NHK大河ドラマ『西郷どん』(2018)では挿入歌とエンディングの歌詞・歌を担当した。
音楽はハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
実写版『ムーラン』の音楽を手がけるのは、ゲーム「メタルギア ソリッド」シリーズの音楽を手がけたことでも知られるハリー・グレッグソン=ウィリアムズ。SF作品では『オデッセイ』(2015)や『MEG ザ・モンスター』(2018)などを、ディズニー作品ではドキュメンタリー映画『ペンギンズ (原題: Penguins)』(2019)の音楽を手がけている。予告編からも分かる通り、中国を舞台にした『ムーラン』の壮大な世界観を見事に表現してくれているようだ。
実写版『ムーラン』では、アニメ版原作にあったミュージカルの要素はなくなるという。それでも、クリスティーナ・アギレラと城南海によるテーマ曲と、ハリー・グレッグソン=ウィリアムズによる音楽が同作を盛り上げてくれそうだ。
ディズニー最新作『ムーラン』は、近日公開。
実写版のあらすじ、アニメ版と比較した注目ポイントは、以下の記事からご覧いただける。
主人公ムーランを演じるリウ・イーフェイ、皇帝を演じるジェット・リーらを含む出演者の詳細は以下の記事から。