【音楽解説】映画『ドクター・ドリトル』の主題歌、作曲家、サントラは? 【エンディング曲】 | VG+ (バゴプラ)

【音楽解説】映画『ドクター・ドリトル』の主題歌、作曲家、サントラは? 【エンディング曲】

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ロバート・ダウニー・Jr.主演『ドクター・ドリトル』

2020年6月19日(金)より日本で劇場公開された映画『ドクター・ドリトル』。アメリカでは同年1月17日に公開されていた作品で、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、日本では遅れての公開となった。

『ドクター・ドリトル』は、ヒュー・ロフティングの児童文学シリーズ「ドリトル先生」シリーズを新たに実写化した作品で、「アイアンマン」シリーズで知られるロバート・ダウニー・Jr.がドリトル先生を演じた。

現代アメリカを舞台にした1998年版の『ドクター・ドリトル』とは違い、本作では原作に忠実に、19世紀初頭を舞台にしたドリトル先生の冒険譚が描かれる

音楽に注目

今回は、新たに生まれ変わった『ドクター・ドリトル』の音楽に注目しよう。

主題歌はシーアの「Original」

『ドクター・ドリトル』の主題歌を手がけたのはオーストラリアの人気シンガー、シーア。シーアは2014年に「シャンデリア」が大ヒットを記録、グラミー賞4部門ノミネートを果たしたことで知られている。シーアはこれまで日本の映画『秘宝 THE TOP SECRET』(2016)やアニメーション映画『ファインディング・ドリー』(2016)にも楽曲を提供している。

『ドクター・ドリトル』の主題歌に起用されたシーアの「Original」は、この映画のために書き下ろされたもの。映画『ドクター・ドリトル』では、ドリトル先生を始め、各々の動物たちも過去や出自に対する不安や傷を抱えている。そんな個性的な登場人物たちの生き方を代弁するのが「Original」という楽曲だ。

そのタイトル通り、同曲では「私は自由、誰にも止められない。私一人だけの生き方」と、歌われている。慣習や周囲のプレッシャーにとらわれることなく、自分の道を行くこと、オリジナルであり続けることを掲げる内容は、映画『ドクター・ドリトル』で描かれた、力強く、けれど優しいストーリーにぴったりだ。

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なお、「Original」は『ドクター・ドリトル』のエンドロール中に流れ、全歌詞の和訳が字幕で表示される。

音楽は『ミッション・インポッシブル』のダニー・エルフマン

映画『ドクター・ドリトル』の音楽を手がけたのはダニー・エルフマン

ロックバンド、オインゴ・ボインゴの元リーダーという経歴を持つダニー・エルフマンは、ティム・バートン版『バットマン』(1989)やサム・ライミ版『スパイダーマン』(2002)、『ミッション・インポッシブル』(1996)、『メン・イン・ブラック』(1997)といった数多くの大作で音楽を手がけてきた。これまでに『MIB』を含む4作品でアカデミー賞作曲賞にノミネートされた大作曲家である。

なお、『ドクター・ドリトル』は2019年12月20日に公開された『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』と公開時期が重ならないように、アメリカでは2020年1月17日の公開となった。『ドクター・ドリトル』はユニバーサルの作品だが、実は音響のポストプロダクションにはスカイウォーカー・サウンドが携わっている。スカイウォーカー・サウンドは、「スター・ウォーズ」シリーズを手がけるルーカスフィルムの音響制作部門だ。

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VG+編集部

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