『プロジェクト・ヘイル・メアリー』映画化は2026年公開で進行中
アンディ・ウィアーの小説を原作とした映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、クリス・ミラー監督、ライアン・ゴズリング主演で2026年に公開されるようだ。米ラスベガスで開催中のシネマコンで米Amazonスタジオが発表した。
アンディ・ウィアーの小説『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、小和田和子の翻訳により、日本で第53回星雲賞海外長編部門を受賞した作品。2021年12月の日本での刊行時より、『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018) の脚本や「レゴムービー」シリーズを手掛けたフィル・ロード&クリス・ミラー監督による映画化が伝えられていたが、その計画は順調に進められているようだ。
映画版『プロジェクト・ヘイル・メアリー』で主演を務めるのは、『ラ・ラ・ランド』(2016)、『ブレードランナー 2049』(2017) や『ファースト・マン』(2018) などで主演を務めたライアン・ゴズリング。『バービー』(2023) のケン役や、2024年公開の『フォールガイ』でも主演でも知られる。
米Dealdlineによると、脚本は以前から伝えられていた通り、ドラマ『LOST』(2004-2010) や『Marvel デアデビル』(2015-2018) 、そして映画『オデッセイ』(2015) の脚本を手掛けたドリュー・ゴダードが担当する。映画『オデッセイ』の原作は『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を手がけたアンディ・ウィアーの小説『火星の人』であり、間違いない二人の再タッグが実現することになる。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の物語は、宇宙船〈ヘイル・メアリー〉号で昏睡状態から目覚めた主人公のライランドが、徐々に記憶を取り戻し、太陽エネルギーを吸収する粒子の発生という宇宙規模の災厄が発生したこと、太陽系を救うヘイル・メアリープロジェクトの一員として宇宙船に乗り込んだことなどを思い出していき、災厄の核心に近づいていくというもの。
一部報道によると、映画版『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は2024年より英国で撮影を開始するとされていた。今回、Amazonスタジオが正式に発表したことにより、この計画が2026年の公開に向けて順調に進められていることが明らかになった。新たなSF大作映画の誕生は実現するのか、続報を待とう。
アンディ・ウィアーの原作小説『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、小野田和子による邦訳版が上下巻で発売中。
Source
Dealdline
原作小説についての情報はこちらから。
『ニューロマンサー』ドラマ化の情報はこちらの記事で。