フィリップ・K・ディックSF映画祭に世界各国の短編映画35作品が集結 2019年はフランスとドイツで開催 | VG+ (バゴプラ)

フィリップ・K・ディックSF映画祭に世界各国の短編映画35作品が集結 2019年はフランスとドイツで開催

©︎THE PHILIP K DICK FILM FESTIVAL

フィリップ・K・ディックSF映画祭2019開催

フィリップ・K・ディック サイエンス・フィクション映画祭 (以下、フィリップ・K・ディックSF映画祭) がヨーロッパで開催される。今回で第8回目を迎え、オランダ、ポーランド、アメリカなどで開催されてきた同イベントでは、世界各国の短編SF映画などが上映される。第8回目は10月25日〜26日にフランスのリールで、10月31日〜11月1日にドイツのケルンで開催される。

フィリップ・K・ディックSF映画祭とは

フィリップ・K・ディックSF映画祭が最初に開催されたのは2012年。Amazonプライムビデオでドラマ化された『高い城の男』(1962) や、映画『ブレードランナー』(1982) の原作となった『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(1968) などの作品で知られるSF作家フィリップ・K・ディックの名を冠した映画祭だ。公式サイトによると、フィリップ・K・ディックSF映画祭は「映画製作者による映画製作者のための映画祭」とされている。

[amazon_link asins=’4150102295′ template=’amazon-link-and-image’ store=’virtualgori09-22′ marketplace=’JP’ link_id=’6057675f-fe3a-47be-bcab-fec39044c1e4′]

フィリップ・K・ディックの名を冠しているものの、アルゼンチンの作家ホルヘ・ルイス・ボルヘスや、オーストリアの作家フランツ・カフカらから影響を受けた幻想的な映像作品が上映される。加えて、同映画祭で上映される映画の条件は「従来の物語には見られないようなアイデアとコンセプトで観る者のリアリティに挑戦する作品」とされている。“サイエンス・フィクション映画祭”と銘打たれてはいるが、映画のジャンルは問わない。

フィリップ・K・ディックSF映画祭 2019で公開される映画は以下の通り。

フランス・リール上映作品

10/25(金)
ブロック1: The Future is Now (17:30-21:00)
「Face Swap」 (2018, アメリカ, 5分)
「Deep Dive」(2018, アメリカ, 6分)
「Megan」(2018, アメリカ, 8分)
「Eva – A Crispr Story」(2018, ドイツ, 22分)
「Shadowland」(2019, スイス, 14分)
「Popular Tropes」(2019, ベルギー, 15分)
「Uncle Griot」(2018, イギリス, 6分)
「The Great 60 Days」(2018, 韓国, 9分)

ブロック2: Flesh and Machine (21:30-23:00)
「Tatu」(2018, アルゼンチン, 2分)
「I Don’t Want To Be Alone」(2019, スペイン/日本, 19分)
「Zoe」(2018, ドイツ, 17分)
「Secret Chord」(2019, スウェーデン, 12分)
「Eternity」(2019, ウクライナ, 24分)
「Tomorrow, Shall We All Be Transhumans?」(2019, スイス/フランス, 9分)

10/26(土)
ブロック1: Beyond Faith and Reason (19:30-21:00)
「The Nine Billion Names of God」(2018, フランス/スイス, 15分)
「Quiver」(2019, アメリカ, 14分)
「Time Sphere」(2019, アメリカ, 10分)
「Tomorrow Might Be the Day」(2018, フランス, 20分)
「I Am the Doorway」(2018, イギリス, 20分)
「Mise En Abyme」(2018, イタリア, 11分)
「Who is Martin Danzig?」(2018, アメリカ, 11分)

ブロック2: Cults, Conspiracies and Paranoia (21:30-23:00)
「Ladies and Gentlemen, We Are Floating in Space」(2018, カナダ, 10分)
「Beyond the Door」(2018, アメリカ, 20分)
「Sereget」(2018, アメリカ, 13分)
「Diversion」(2018, フランス, 23分)
「Just After Midnight」(2018, フランス, 22分)

ドイツ・ケルン上映作品

10/31(木)
ブロック1: The Future is Now (19:30-21:00)
「Face Swap」 (2018, アメリカ, 5分)
「Cold Cold Coffin」(2019, アメリカ, 7分)
「Megan」(2018, アメリカ, 8分)
「Eva – A Crispr Story」(2018, ドイツ, 22分)
「Llora Conmigo」(2019, メキシコ, 15分)
「Popular Tropes」(2019, ベルギー, 15分)
「Antenna」(2016, ドイツ, 16分)
「The Great 60 Days」(2018, 韓国, 9分)

ブロック2: Flesh and Machine (21:30-23:00)
「Tatu」(2018, アルゼンチン, 2分)
「I Don’t Want To Be Alone」(2019, スペイン/日本, 19分)
「Zoe」(2018, ドイツ, 17分)
「Chromophobia」(2019, アメリカ, 13分)
「Secret Chord」(2019, スウェーデン, 12分)
「I Can」(2019, アメリカ, 5分)
「Eternity」(2019, ウクライナ, 24分)
「Hunting For Huxley」(2019, イギリス, 5分)
「iCon」(2017, ギリシャ, 18分)
「Tomorrow, Shall We All Be Transhumans?」(2019, スイス/フランス, 9分)

11/1(金)
ブロック1: Beyond Faith and Reason (19:30-21:00)
「The Nine Billion Names of God」(2018, フランス/スイス, 15分)
「Quiver」(2019, アメリカ, 14分)
「Time Sphere」(2019, アメリカ, 10分)
「Tomorrow Might Be the Day」(2018, フランス, 20分)
「I Am the Doorway」(2018, イギリス, 20分)
「Mise En Abyme」(2018, イタリア, 11分)
「Who is Martin Danzig?」(2018, アメリカ, 11分)

ブロック2: Cults, Conspiracies and Paranoia (21:30-23:00)
「Beyond the Door」(2018, アメリカ, 20分)
「Sereget」(2018, アメリカ, 13分)
「Diversion」(2018, フランス, 23分)
「Simulation」(2019, ドイツ, 24分)
「DreamLogic」(2017, アメリカ, 10分)

なお、フィリップ・K・ディックSF映画祭では映画の上映以外にもトークショーなどの様々な企画が実施される。また、10月25日にはパリでコミコン・パリ (Comic Con Paris) も開催される。こちらも要チェックだ。

フィリップ・K・ディックSF映画祭 2019は、2019年10月25日〜26日にフランスのリールで、10月31日〜11月1日にドイツのケルンで開催予定。詳細は公式サイトから。

Philip K. Dick Science Fiction Film Festival

– Thumbnail –
Philip K. Dick Science Fiction Film Festival
– Source –
PKD Film Festival

VG+編集部

映画から漫画、ゲームに至るまで、最新SF情報と特集をお届け。 お問い合わせ

関連記事

  1. ジェームズ・ガン監督解任、スカヨハ降板…デップー2、ハン・ソロに垣間見える「ポリコレ疲れ」と、ファンが取るべき選択肢

  2. ネタバレ解説『マッドマックス:フュリオサ』ラストの意味は? 『怒りのデス・ロード』につながる? 考察&感想

  3. ネタバレ!『ザ・バットマン』は「ラブストーリー」マット・リーヴス監督の発言の意味とは

  4. ネタバレ考察『あのコはだぁれ?』“高谷さな”とは誰なのか? 『ミンナのウタ』との共通点と違いとは