映画『ボブとはたらくブーブーズ』入札競争が過熱 Netflix、Amazon、ドリームワークス・アニメーションが入札に参加 | VG+ (バゴプラ)

映画『ボブとはたらくブーブーズ』入札競争が過熱 Netflix、Amazon、ドリームワークス・アニメーションが入札に参加

© Mattel

Netflix、Amazon、ドリームワークスが興味を示す

アカデミー賞にノミネートされている『バービー』(2023)のもとになった玩具を発売しているマテル社が次に送り出すのが『ボブとはたらくブーブーズ』だ。その映画版『ボブとブーブーズ』の権利の入札競争が過熱していることを米Deadlineが報じた。入札競争にはNetflix、Amazon MGMスタジオ、ドリームワークス・アニメーションが参加しているとのことだ。

映画のもととなったアニメ『ボブとはたらくブーブーズ』は建築業者を主人公にしたアニメシリーズで、1999年から2011年にかけて12シーズンが放送された。未就学児や小学校低学年のファン“リトル・ビルダーズ”をターゲットに想像力、積極性、適切な道具を駆使してチームワークを発揮できるようなストーリーが制作された。

主演は『トランスフォーマー/ビースト覚醒』で主人公を演じたアンソニー・ラモスで、アンソニー・ラモスはプロデューサーとしても参加している。他にもジェニファー・ロペスが率いる制作会社ニューヨリカン・プロダクション、『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』(2022)のアニメーション制作を手掛けたシャドーマシーンが映画『ボブとはたらくブーブーズ』の制作に参加していることが明らかになっている。また、ジェニファー・ロペスがナレーションを務める噂もある。

ラテン系、ヒスパニック系コミュニティーに大きな影響を与えるアニメに

プエルトリコを舞台にした『ボブとはたらくブーブーズ』のアニメ映画化を提案したのはアンソニー・ラモスであり、ラテン文化の回復力をテーマとしているとのことだ。映画『ボブとはたらくブーブーズ』では主人公のボブことロベルトは大きな建設の仕事のためにプエルトリコを訪れることになる。

プエルトリコのとある島で仕事を始めたボブは、島に建設業がそのような影響を与えるのかという問題に取り組み、建設することの意味を深く掘り下げることになる。カリブ海のラテン諸国とそこに住む人々の活気が映画『ボブとはたらくブーブーズ』でのボブに影響を与える。この映画『ボブとはたらくブーブーズ』はラテン系、ヒスパニック系コミュニティーに大きな影響を与えるアニメ映画になるとされている。

『トランスフォーマー/ビースト覚醒』でハズブロ社の話す車とタッグを組んだアンソニー・ラモスが、今度はマテル社の話す車とタッグを組むことになる。アンソニー・ラモス、ジェニファー・ロペスノニューヨリカン・プロダクション、シャドーマシーンがラテン系とヒスパニック系にどのような影響を与えるのか注目していきたい。

Source
Deadline

映画『ボブとはたらくブーブーズ』の制作発表はこちらの記事で。

実写版『ホットウィール』の情報はこちらの記事で。

【ネタバレ注意】映画『バービー』ラストの解説&考察はこちらから。

ライオンズゲートによる「モノポリー」実写映画化についての情報はこちらから。

鯨ヶ岬 勇士

1998生まれのZ世代。好きだった映画鑑賞やドラマ鑑賞が高じ、その国の政治問題や差別問題に興味を持つようになり、それらのニュースを追うようになる。趣味は細々と小説を書くこと。
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